【山形 豪雨】「物資も人手も足りない!」サーキュレーター200台を酒田市へ
7月下旬の記録的な大雨で、山形県では建物の全壊・半壊、浸水などによる被害が県全体で約4,000棟にのぼりました。このうち酒田市では2,500棟以上が被害にあいましたが、局所的被害が多く、大通りを歩いただけでは一見、被害の全容がわかりません。
酒田市で活動する支援団体によれば「短時間の記録的豪雨により沢が増水して流れ出た土砂が水路を埋め、周辺の家屋などに流入した。川の決壊による浸水被害は各地で起きているが、重々しい土砂の流入の被害は酒田市が一番ひどい。復旧作業には人手が必要」と話しています。被害が点在しているため、被害の状況を確認し個々に届く支援が求められていますが、物資も人手も圧倒的に不足しています。
「床や床下を乾燥させるサーキュレーターがほしい」。
酒田市災害ボランティアセンターなどと協力していち早く住宅被害の調査や支援を行ってきた一般社団法人OPEN JAPANから依頼を受けて、Civic Forceはこのたび、サーキュレーター200台を酒田市へ届けました。サーキュレーターは、被災した家屋の泥出し後、床や床下などを乾燥させるために活用されます。
OPEN JAPANの現場担当者によれば、「発災から数週間、まずは土砂の撤去に時間を要し、これからようやく床下の泥に着手するという被害住宅が多い。そのため、このタイミングでサーキュレーターのニーズが増えてきた。ボランティアセンターには近隣市町の社会福祉協議会などから届いたサーキュレーターや送風機があったが数が足りていなかった」と言います。
局地的な被害のためか、酒田市の被害は県内でもあまり報道されておらず、ボランティアの人手が圧倒的に不足しています。土砂の撤去がままならず、土が部屋に残されたままになっている家屋もまだ多くありますが、支援の手が足りず、このまま放置されてしまえば、カビが繁殖するなどもう一度住むことが難しくなってしまいます。
酒田市など山形県内各地の災害ボランティアセンターで、ボランティアを募集しています。詳しくはこちら
Civic Force(シビックフォース)では、災害支援活動にあたる団体の皆さまを通じて被災された方を支援するため、物資・サービスのマッチングプラットフォーム「Good Links」にて、緊急支援物資を公開しています。
https://goodlinks.civic-force.org/supply/
7月大雨や8月の台風など各地で水害が相次いでいます。Civic Forceでは現在、7月の大雨や台風5号などで被害を受けた地域(災害救助法適用市町村等)の皆様に対し、Good Linksの「物資・サービス一覧」に掲載中の物資(提供者がCivic Forceの物資に限る)の無料配送を行っています。
衣料品や下着、長靴、マスク、衛生用品などご希望の物資を備蓄倉庫からお届けいたします(詳しくはこちら)。
災害支援の分野で継続的に活動を行っているNPO法人、任意団体などの非営利団体がご利用いただけます。ご利用には登録が必要です。
必要な物資のリクエストも受け付けています。いただいたリクエストをもとにGood Linksで寄付を募集します。詳しくは、事務局までお問い合わせください。
TEL:0952-20-2900(Civic Force佐賀事務所)
E-mail:gl@civic-force.org
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