【岩手・大船渡 山林火災】避難所にみかんやマスクをお届けしました
2月28日に隣県の宮城から大船渡市に入ったCivic Forceスタッフは、昨日3月2日、三陸町綾里の住民を中心に300人近くが身を寄せる三陸公民館で、みかん11箱とマスク4箱、野菜ジュースなどを届けました。
また、約250人が避難する越喜来小学校でも、みかん10箱とマスク4箱をお届けしました。受付の方の話によれば、みかんは同日の夕ごはんと一緒に配られる予定です。
避難所で寝泊まりする方々の食事は飲食店組合などによる炊き出しが行われていますが、店を休んだり手弁当で支援をしたりしている地元の皆さんもいます。延焼が続き、避難の長期化が予想される中、地域の経済などに考慮しながら、健康状態を悪化させないための環境づくりや感染対策のサポートなど、一人一人のニーズに合わせた細やかな支援を行っていきます。
山林火災は延焼が続き被災地域への立ち入りが規制されていますが、避難所の窓からは山と山の間から煙がのぼっている様子が見えます。避難所では、テレビのニュースを見たりスマートフォンで検索したり情報を得ながら動揺する住民の方もいて、「自宅の状況だけでも早く知りたい」と願う声も上がっています。
大船渡市の山林火災は、空と地上から懸命な消火活動が続けられていますが、3月1日、焼失面積は約1,200ヘクタールから約1,400ヘクタールへと拡大。空気の乾燥や強風で延焼しやすい状態にあり、一部で炎を抑えたものの全体的な鎮火はまだ見通せないと言います。市は新たに141世帯333人に避難指示を発令し、今週末は1,000人以上が避難所で不安な時間を過ごしました。また、避難所だけでなく、知人や親戚の家に逃れた人も2,000人以上にのぼるという数字も発表されていて、被害や避難状況の正確な数字を把握するのが難しい状況です。
私たちは他の支援団体とも協力しながら、避難所だけでなく知人の家へ避難している人や車中泊の人などの支援ニーズなども把握し、今できる限りのことを実施していく計画です。
また避難所でのニーズ調査を受けて、3月2日、九州・佐賀の倉庫に備蓄物資として保管している靴下とエコバックを発送。被災地に届き次第、避難所などにお届けする予定です。
■三井住友銀行 青山支店 普通 口座番号7086642
■ゆうちょ銀行 口座番号00140-6-361805 (通信欄に「大船渡 山林火災」と明記ください)
口座名義は上記いずれも公益社団法人Civic Force シャ)シビックフォース
※指定寄付のうち、15%を上限に運営費として活用し、残り金額はすべて事業費にあてさせていただきます。
「Good Links」では現在、被災者の皆さんを支援するため、提供できる物資を公開しています。「物資・サービス一覧」に掲載中で提供者が「Civic Force」の物資について、災害救助法が適用された岩手県大船渡市で活動する団体への無料配送を開始しました(2025年5月31日まで)。
災害支援の分野で継続的に活動を行っているNPO法人、任意団体、社会福祉協議会などの非営利団体がご利用いただけます。必要な物資のリクエストも受け付けています。いただいたリクエストをもとに「Good Links」で寄付を募集いたします。詳しくは、事務局までお問い合わせください。
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