【大船渡 山林火災】「気持ちよく眠れるように」。避難所2カ所で布団乾燥プロジェクト
2月に大船渡市で発生した大規模な山林火災では、3月31日時点で全壊175棟を含む221棟の建物被害が確認され、本日14日から市役所で公費解体の申請受付が始まりました。市内2カ所の避難所には、引き続き60人近くの人が避難し、避難所以外にも130人以上が親戚や知人宅などで避難生活を送っています(4月11日時点、大船渡市ホームページ)。
4月12日、避難所となっている綾姫ホールの入口横で、避難者の皆さんの布団を預かり、布団を乾燥。敷き・かけ布団、タオルケットなど7人分18枚の布団乾燥を担いました。
また、翌13日の日曜日、37人が避難生活を送るもう一つの避難所、福祉の里センターでも布団の乾燥とダニ・ホコリ除去の支援を実施。敷・かけ布団合わせて23枚を熱風乾燥して、避難者の皆さんにお返ししました。
支援実施に向けて日程調整や告知のご協力などをいただいた市の職員さんからも、「ここ数日は天気もぐずついていて、そんな中で干し立ての布団で寝れるのは、気持ちが上がる支援だと思います。布団はテントにおきっぱなしになりがちですが、布団を乾燥いただいている間に、テント内の掃除をされている方もいて、衛生環境も改善されたと思う」と話してくれました。
好評だったことから、今月中にもう一度、布団乾燥プロジェクトを実施する計画です。
避難所では、洗濯ができなかったり、洗濯物を干す場所がなかったり、これまでの災害でも同じような課題が起きています。大船渡市の2カ所の避難所では、支援団体が設置した洗濯機やコインランドリーを利用するなど比較的早い段階で、衛生環境が改善されてきましたが、布団は衣類と違い、気軽に洗えない・干せないため、今回の支援実施につながりました。
Civic Forceでは引き続き、被災地で暮らす皆さんとのコミュニケーションを大切にしながら、一人一人のニーズに合った支援を届けられるよう尽力します。
「物資・サービス一覧」に掲載中で提供者が「Civic Force」の物資について、災害救助法が適用された岩手県大船渡市で活動する団体への無料配送を行っています(2025年5月31日まで)。
災害支援の分野で継続的に活動を行っているNPO法人、任意団体、社会福祉協議会などの非営利団体がご利用いただけます。必要な物資のリクエストも受け付けています。いただいたリクエストをもとに「Good Links」で寄付を募集いたします。詳しくは、事務局までお問い合わせください。
■三井住友銀行 青山支店 普通 口座番号7086642
■ゆうちょ銀行 口座番号00140-6-361805 (通信欄に「大船渡 山林火災」と明記ください)
口座名義は上記いずれも公益社団法人Civic Force シャ)シビックフォース
※指定寄付のうち、15%を上限に運営費として活用し、残り金額はすべて事業費にあてさせていただきます。
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