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令和2年7月豪雨 緊急医療 避難所支援

球磨村総合運動公園で避難所運営・診療活動スタート

熊本県南部を襲った豪雨で5日時点で22人が亡くなりました。心肺停止や行方不明の方々も多く、なかでも甚大な被害に見舞われた球磨村では、孤立集落からのヘリコプターやボートによる救助活動が続いています。

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Civic Force(シビックフォース)が参画する空飛ぶ捜索医療団"ARROWS"は5日、高台にある球磨村総合運動公園の避難所で、医師・看護師による診療活動を開始しました。この避難所には、ヘリで助け出された住民や急な水位の上昇で着の身着のまま逃れてきた人々がたくさん身を寄せています。

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ARROWSはここで、特定非営利活動法人TMATとともに仮診療所を開設し、医師・看護師が32人の診療にあたりました。なかには、手や足にケガをした高齢者の方、止めることのできない内服薬を持ち出すことができなかった方などもいて、医師が薬を処方しました。感謝の声をいただいたり、ほっとした表情を見せてくれる方もいましたが、避難所の環境整備はまだこれからです。
 
雨が降り続く中、避難生活の長期化が予想されるため、ARROWSはこれまでの災害支援の経験や知見を生かし、現場の役場職員や保健師と協力しながら、感染対策や衛生環境の改善に全力を尽くしていきます。新型コロナウイルス感染への不安材料を減らすための対策が求められています。
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また、災害救助犬チームは5日、自衛隊からの依頼を受け、災害救助犬ゼルダとルークの2頭とともに、津奈木町福原地区で捜索活動に出動しました。この地区では、大規模な土砂崩れによって、山の中腹から土砂が集落に流れ込み、一瞬にして複数の住宅を押しつぶしました。現場では、夜間も行方不明者の捜索が活動が続けられています。
 

活動3日目の本日、被災地に再び多くの雨が降り続いています。
Civic ForceではARROWSの一員として引き続きチームが一丸となって支援活動を続けていきます。
 
皆様のあたたかいご支援・ご協力をお願いいたします。

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