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令和3年7月豪雨(熱海)

西日本豪雨から3年、教訓を生かすために

「平成最悪の水害」と言われた2018年の西日本豪雨から今日で3年が経ちました。広島県や岡山県などで281人の方が亡くなったあの水害で、Civic Forceはレスキューから物資支援、中長期的な復旧・復興に向けた様々な支援活動を行いましたが、避難生活の長期化など心身の負担による災害関連死で亡くなった方は81人にのぼります。また、自宅再建が難しい被災者向けの災害公営住宅には、岡山、広島、愛媛の3県に今も約460人の方が暮らしています。

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土石流の被害にあった静岡県熱海市では6日、市が安否不明者のリストを公表して情報提供を呼びかけています。また、市内2カ所の避難施設では、伊豆山の土石流から逃れた人など合わせて約560人が身を寄せています。着の身着のままの状態で逃れてきた人も多く、避難所となっている「熱海ニューフジヤホテル」では、市や医療関係者などと連携しながら避難者の方に個室や風呂、食事などを提供しています。

5日に熱海市での調査を開始したCivic Forceは、避難生活の長期化が予想される中、佐賀県にある物資の備蓄倉庫からアルコールジェルやマスク、肌着などを輸送。明日以降、順次届けていく計画です。また、「衣服を洗濯したい」という避難者のニーズや制服が流されてしまった学生へのサポートなど、一人一人の困りごとに寄り添った支援を展開していく計画です。このほか、夏に向けて暑さ対策の物資やサービス、コロナ禍の感染対策のサポートも必要不可欠です。

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また、土砂崩れのあった伊豆山近隣では、水道やガスの供給が止まってしまった地域があります。Civic Forceは明日、在宅避難者の方々が暮らす地区などにも入り、ニーズを確認するとともに、順次必要な物資やサービスを届けていく計画です。

被害を逃れ、生き残った皆さんが少しでも快適な避難生活を送れるよう支援ニーズを探るとともに、今後長引く避難生活に向けて、災害関連死を防ぐための取り組みにも力を入れていきます。

私たちの活動は皆様一人一人のご支援によって支えられています。たくさんの方のご支援に感謝申し上げます。引き続き被災地にご関心をお寄せください。

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