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令和3年7月豪雨(熱海) 学用品支援 物資支援

長引く避難生活を支えるために

静岡県熱海市で起きた大規模な土石流では、これまでに11人が亡くなり、今も行方不明者の方17人の捜索が続けられています。住宅などおよそ130棟が被害を受け、7月14日現在、521人が熱海市内のホテルで避難生活を余儀なくされています。一時1100戸が断水した伊豆山地区では、これまでに約7割が復旧しましたが、被害の大きかったエリアでは水道など生活インフラの早期の復旧が見込めないことがわかり、自宅に戻れない人たちへの支援も課題となっています。

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「移動手段がなくなってしまった」

Civic Force(シビックフォース)は、伊豆山地区やホテルで避難生活を続ける人たちから「車を失い、職場や病院に行きづらくなった」「バスの運行が止まり買い物に行けない」「知り合いの車に乗せてもらって移動している」などの声を聞き、交通手段を失った人たちの移動サポートができないか、調査を続けています。

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学用品や通い慣れた場所を失った子どもたちへ

また、土石流の影響で休校していた熱海市内の小中学校10校はすでに授業が再開されていますが、被災した小学校では通常の授業が受けられない子どもたちがいます。避難生活の長期化が予想される中、通い慣れた場所を失った子どもたちやその親たちへの心身のサポートが不可欠です。Civic Forceは、子ども支援を得意とするNPOなどと連携しながら、子どもたちの居場所づくりや学用品を失った小中高生などへの支援に向けた準備を進めています。

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お弁当215食を伊豆山地区へ

5日から熱海での支援活動を開始したCivic Forceは、これまでに感染対策のアルコールジェルやマスク、肌着などを災害対策本部や伊豆山浜会館などに届けたほか、11日と12日、要請を受けて、伊豆山浜地区の自治会や西側地域にお弁当合わせて215食を届けました。運搬・配布にあたっては、被災した高齢者の方などの見守り活動を続ける地域の飲食店や釣具店の店主、熱海青年会議所の皆さんなどと協力し、在宅避難を続ける高齢者のお宅などにも届けました。なお、被災した方々への食事は、すでに熱海市が7日から1日3食、配布を続けており、Civic Forceは行き渡っていなかった一部の方にお届けするとともに、食事提供のニーズについて市にお伝えしました。

Civic Forceは被災した方々の避難生活や被災地域の復旧・復興を支えるために、引き続き熱海での活動を継続します。

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