12月4日にフィリピン南部ミンダナオ島を直撃した台風24号の影響で、1,000人以上が亡くなり、620万人以上の人々が被災、未だ多くの人が避難生活を強いられています。
Civic Forceは、9日から19日まで、被害が最も大きかったフィリピン・ミンダナオ島にスタッフを派遣し、東ダバオ州のバガンガで、現地NGO団体「
CDRC(Citizens’Disaster Response Center)」や地元NPO、ボランティア、ピースウィンズジャパン(PWJ)などと協力して、緊急物資の配布を行いました。配ったのは、食糧のほか、鍋、水を汲める小さなポリタンク、洗濯をする際に必要なバケツ、仮の家をつくるためのビニールシートなどで、世帯ごとに配れるようパッケージにして手渡しました。配布にあたっては、車両で地域をまわり、車両で行けない山間部の村などには、地域のリーダーに物資を取りに来てもらいました。
(これらの活動資金は、ジャパン・プラットフォームの助成金も含まれています)
以下は、バガンガで物資配布支援の活動を行った有澤孝司のレポートです。
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特に被害の大きかったバガンガで物資配布の活動を終え、再び約7時間をかけてダバオシティに戻ってきました。バガンガは、被災直後に政府から米などの支援物資が届いていましたが、ビニールシート、料理鍋、バケツ、水汲み容器のような生活必需品は配布されていませんでした。そのため、私たちがビニールシートを配ると、「家が壊れてしまったため、雨から身を守るには、このビニールシートが本当に助かる」と感謝されました。現地で配布を行った私たちスタッフも、夜、暑くて外で寝ているときに雨が降り出し、濡れて寝られないという体験をしており、身をもってその必要性を確認しました。
配布する物資の中身については、配布前に現地NGO団体「CDRC」やそのパートナーのボランティア組織などと話し合って決めますが、現地の生活をよく知る彼らの意見や意思が、被災した人々のニーズにあった支援をする上で不可欠です。
今回の支援では、PWJ とあわせて1,200世帯に対する支援を行い、一旦、私たちは日本に戻ります。しかし、今も大勢の人が、壊れた家の中で雨に濡れながら生活をしています。支援を求めるすべての人へ支援を届けることは簡単ではありませんが、引き続き現地のパートナー団体と連絡をとりながら、被災地の状況を追い、できるかぎりのサポートをしていきます。
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Civic Forceでは皆様からのご寄付を募っています。未だ多くの人が避難生活を続けるフィリピンの台風支援に対して、皆さまのご支援を賜りたく、指定寄付口座をご案内致します。
皆様からのご寄付は、現地のパートナー団体「CDRC」を通じて、被災者の方々へ届けます。
■三井住友銀行 青山支店 普通7027403 公益社団法人Civic Force(コウエキシャダンホウジンシビックフォース)
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