2015/07/06
広島県を拠点に、福島からの避難・移住希望者に関する調査や移住支援などを実施するパートナーNPO「nina神石高原」は、6月7、8日、福島県いわき市と二本松市で開催された保養相談会に参加しました。
相談会は、福島の原発事故による放射能汚染などの影響で、他地域への移住や一時的な避難、週末保養などを考えている人に向けて、311受入全国協議会が実施。全国から参加した41のNPOが移住説明や週末保養イベントなどについて紹介し、来場者は延べ780人以上にのぼりました。このなかでnina神石高原は、今夏、実施する神石高原ツアーの内容や移住に関する説明を行いました。
理事長の上山実さんは「震災から4年以上が経過した今、福島で暮らす人々は、体調不良や子どもの健康、将来に不安があっても、今さら避難できないという事情もある。被災した人にとって、広島と福島は遠いが、夏に神石高原で実施するお試しツアーなどに参加して、他の土地での暮らしを考えるきっかけにしてほしい」と話しています。