2012/01/30
2011年12月16日夜から12月17日未明にかけてフィリピン北部ミンダナオ島を直撃した台風により、約110万人の方々が被災し、少なくとも約40万人の方々が家を失いました。そしてそのうち、約23000人の被災者の方々が、未だ避難所生活を続けております。
(暑い中、野外での避難生活を強いられる被災者の方々)
【動画】(被災地の様子:CDRC撮影)
Civic Forceのパートナー団体であるCDRC(Citizens' Disaster Response Center) は災害発生時より、地域のパートナー団体と共に緊急支援活動を開始し、これまでに生活必要物資の配給や、炊き出し、医療支援などを行ってまいりました。
CDRCの活動の開始を受け、Civic ForceはHPで皆さまに支援のご協力を募り、いただいたご厚意は、被災者の方々に配給する生活必要物資(1世帯あたり、米10kg、魚の干物1kg、緑豆1kg、イワシの缶詰6缶、砂糖1kg、調理油500ml、石鹸1個、22ℓウォーターボトル1本、マットレス1枚、毛布1枚、生理用ナプキン1パック、プラスチックシート1枚)の購入費用に活用させていただいております。
(被災者の方々に配られる生活必要物資) (配給物資を受け取った被災者の女性)
災害発生当初に比べ、いくぶん被災地の状況は改善されてきておりますが、長期化する被災者の生活を支えるためににCDRCは地域のパートナー団体と共に、4月ごろまで緊急支援プログラムを継続する予定です。
また、CDRCより、以下のようにコメントを頂戴しました。
「日本および世界中の寄付者の皆さまの温かいご支援により、数千人の被災者の方々を援助することができました。Civic Forceを通し、支援にご協力頂いた日本の方に大変感謝しております。しかし、依然として私たちは支援を必要としております。よろしくお願いします。」
Civic ForceはCDRCと共に、今後も被災地で切実に必要とされている支援の呼びかけを継続していきます。
皆さまからのご寄付は、この緊急支援活動に役立たせていただきます。