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活動報告

アジアに展開する

2012/08/23

フィリピン洪水支援現場リポート(3)

Metro Manila Pasig.jpg

Civic Forceは、豪雨による洪水で大きな被害を受け60万人以上が避難生活を続けているフィリピンで、8月16日からスタッフを派遣し、フィリピンのパートナー団体CDRCと協力して支援活動を展開しています。被災地の生活状況や衛生状態が悪化するなか、米や豆、乾燥魚などの食糧、毛布、石鹸などの生活物資を家族ごとに配れるよう準備を進め、8月20日からこれらの物資の配布を開始しています。(なお、これらの事業はジャパン・プラットフォームの「フィリピン洪水被災者支援2012」として実施しています。  )

以下は、フィリピンで緊急物資を配布中の現場スタッフからのレポートです。

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今回の物資配布対象地域であるマニラ周辺5州のうち、8月21日は、リザール(Rizal)州タイタイ(Taytay)地区の2村とマニラ中心部の2地区で367家族に緊急物資を配布しました。サンジュアン村では、川の水位が下がらず、未だ家に戻れない人たちは仮設住宅を町中に建てたり、学校や教会などの避難所で暮らしています。被害にあった人によれば、「洪水が起こった際は、胸の高さまで水位が上がり、現在もひざあたりまで水位があるところも多い」と話しています。

また、8月22日は、メトロマニラ(Metro Manila)州の2地区で、397家族に物資を配りました。2地区では避難所は閉鎖され、ほとんどの人々が元の家へ戻っていますが、家によっては流されたり倒壊している家屋もあり、親戚の家に住んでいる人も多数います。特にこの地域は人口密度が高くて貧しい人が多く、家といっても板を重ね合わせただけのような家屋も多く見られるため、衛生環境のさらなる悪化が懸念されます。

物資配布に協力してくれた被害者の女性は「現在は家の中の泥をきれいにする作業や、浸水によって破損した家の修理などを行っている。決まった収入はないので、家の修復にかけるお金もなく、食糧なども全て流されてしまったため、支援はとてもありがたい」話していました。

なお、物資配布の活動と同時に、引き続き他地域へも物資配布のために買付作業も進めています。

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皆さまのご支援を賜りたく、フィリピン洪水支援の指定寄付口座をご案内致します。

■三井住友銀行 青山支店 普通 7027390   公益社団法人Civic Force(コウエキシャダンホウジン シビックフォース)      

■クレジットカードのご寄付は下記より受け付けております。    

https://bokinchan2.com/civicforce/donation/bokin/page1.php                

詳細は、追ってHPなどでご報告させて頂きます。皆さまのご支援・ご協力に心より感謝申し上げます。