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活動報告

被災地を支援する

手作り風呂設営・運営事業

2011/04/04

4月3日(日) 新たな仮設風呂の設置作業を進めています

4月3日は、歌津中学校の「魚龍の湯」に続き、新しい仮設風呂を設置するための作業に入りました。町の災害対策本部と下見・連携して、町内の荒砥保育園の庭に作ることになりました。
荒砥保育園は、現在避難所となっている特別養護老人ホームの「いこいの海あらと」の近くにあり、現在は使用されていない建物です。「いこいの海あらと」に は約220人の方々が避難していますが、お風呂がありません。また、歌津中学校と違い、ここには自衛隊が設置したお風呂のあるベイサイドアリーナへの送迎 バスが来ないため、車などの移動手段がない人たちはお風呂にまったく入れていない状況にあります。被災した方々や近くの家にいる方々に少しでも早くお風呂 を提供できるよう、作業を進めます!

作業はがれきを撤去するところから始まりました。4月3日はベイサイドアリーナのボランティアセンターに登録された大阪からのボランティアの方5名 と一般社団法人志友会のボランティアの方25名のご協力をいただき、みんなで力作業に精を出しました。大阪からのボランティアの方は「自分に何ができるの かわからないけれど、とにかく被災者の人たちがお風呂に早く入れるようにがんばりたい」とがれきの撤去や土ならしの作業を手伝ってくださいました。皆さま のおかげで夕方には保育園の庭にスペースができましたので、ここに静岡県袋井市や山梨県甲府市からご提供いただいた集会用テントを骨格に利用して簡易のお 風呂をつくりはじめます。

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東京事務所では、2名の栄養士さんに避難所での食生活についてアドバイスをいただきました。まだ調理ができない避難所において、調理をしなくてもバランス よく栄養素を取れるレトルト食品(例:きんぴらごぼう)のバラエディーを増やしたらどうかとご提案いただきました。また、同じような食べ物に飽きてしまっ たり、食欲がない人たちの胃腸を刺激する、山椒やしょうゆなどの調味料を送ったらよいのではないかというアドバイスもいただきました。また、避難所の食生 活ではどうしてもミネラル分や食物繊維が不足してしまうので、例えばお味噌汁やカップ麺に入れられる乾燥ワカメなどが重宝するのではないかとのご提案もい ただきました。
そのご提案を反映して、順次避難所の食事を改善できるよう、引き続き支援していきます。

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