2011/06/27
6/22から24にかけて、Civic Forceでは気仙沼市大島にコンテナハウス20戸を搬送し、仮設置しました。このコンテナハウスは、大手総合商社「双日」よりCivic Forceが無償貸与を受けたもので、中東はドバイより運搬されてきました。
これらのコンテナハウスは、40フィートコンテナと呼ばれるもので、全長12メートル、幅2.5メートル、高さ2.5メートルのコンテナを住居用に加工したもので、冷暖房、キッチンやテーブル、ベッドなどを完備しています。1戸で8人程度の家族が居住することができます。また、トレーラーハウスと同様、設置・撤去が簡便に行えるという利便性があります。
ドバイから東京港に到着したコンテナハウスは、搬入確認や輸入申告を行った後、気仙沼港までトレーラーで搬送しました。ここから大島へは、台船に積み替えて3日間計6回にわたって3、4戸ずつ搬送し、クレーン車を使用して積み下ろしを行いました。
梅雨入りし、雨が降る中の作業でしたが、大島への搬送にあたっては、地元建設会社「大島建設」が無償で協力してくださり、無事20戸を大島の「ふれあい広場」に仮置きすることができました。
(気仙沼の商港岸壁でコンテナを台船に搭載する様子)
(大島浦ノ浜港でクレーン車を使用してコンテナハウスを積み下ろす様子)
(大島「ふれあい広場」に仮置きしたコンテナハウスとその中)
このコンテナハウスは地元ボランティアが中心に復旧・復興に取り組む「大島復興チーム(おばか隊)」に無償貸与し、用途や設置場所の選定を委託します。
コンテナハウスは様々な用途に機動的に使用できる点が利点であり、設置した場所でのニーズが解消されれば、次の用途に場所を移して使用することができます。仮設住宅が建設され、公共的な施設の復旧が急がれる中で、今回Civic Forceが導入したコンテナハウスは、島の復興を支える新たな「場」として活用される予定です。例えば、島内では、大島中学校校庭( 35戸)、大島国民休暇村( 28戸)、新王平グラウンド( 25戸)の3か所に仮設住宅が建築されていますが、その集会所や自治会館として活用することや、仮設住宅の建設のために校庭が使えなくなった気仙沼市内の小中学生の野球チームなどが使用するふれあい広場の更衣室として使用することが提案されています。