【熊本地震】「不安で眠れない」「次の住まいが心配」一人一人に向き合いながら
2026年7月28日の熊本地震発生から20日が経ちました。住宅被害は2万1,800棟超にのぼり、県内91カ所の避難所には今も約3,760人が身を寄せています。損壊した建物や知人宅などで避難生活を送る人も少なくありません。
最大震度7を観測した宇城市と氷川町では、住宅や農業施設が大きな被害を受け、一部の地域で断水が続いていますが、8月末までの全面解消を目指して復旧が進められています。仮設住宅の建設も始まり、宇城市で50戸、氷川町で20戸が建設される予定で、いずれも9月中の入居を目指しています。

Civic Forceが支援に入っている両市の避難所では、一部学校の建物が利用されていますが、夏休み明けの授業再開に向け、宇城市は13日、11カ所の避難所を9カ所に集約。3カ所を閉鎖して、新たに不知火(しらぬい)体育館の避難所を新設しました。閉鎖された3カ所の避難所には12日時点で計約80人が避難しており、13日までに約50人の方が移動しました。
Civic Forceは12日、不知火体育館の避難所新設に向けて設営のサポートを行ったほか、開設日の13日には管内3カ所に掃除用具を設置し、別の避難所から移ってきた方々へヒアリングを実施。必要な物資や困りごとがないか聞いてまわったところ、ダンボールベッド下の収納スペースの利用方法がわからず困っていた方が複数いたため、利用できるようサポートしました。

不知火体育館に移ってきた70代のご夫婦は、「これまで3カ所の避難所を転々としてきた」と言います。不知火体育館へ移り、「やっとシャワーの予約が取れて数日ぶりに体を洗うことができた」と話してくれました。

また、宇城市では豊野防災拠点センターと三角防災拠点センターの避難所へも、引き続きニーズの高い掃除用具などを届けながら、避難者の方に困りごとを聞き、できる限りの支援を続けています。
避難者の中には、困っていることや悩みをうまく外に発信できない人もいます。ある避難所では、ペット同行避難ができず、自宅に残してきた愛犬のことや将来の生活がとても不安とこぼす人がいました。自宅は応急危険度判定で赤色(危険)と判定。「夜もほとんど眠れていない」と聞き、少しでも不安を和らげるため、Civic Forceは13日と14日、自宅の場所を聞いて犬の様子を確認。少し衰弱した様子だったため、被災地で支援活動を続けるペットレスキューの団体と協力して、医療的ケアと預かり支援へのつなぎを行うとともに、受け入れ体制が整うまで衰弱しないよう環境を整える支援を実施しました。
被災地では多様な支援が展開されていますが、うまく支援にたどりつけない方がまだまだたくさんいます。私たちは避難所を訪れ避難されている方と対話し、ご本人の意向を確認しながら最適な支援につながるよう、情報を提供したり他団体と連携したりしています。

また、各自治体では罹災証明書の申請窓口が開設され、申請とともに家屋の被害認定調査が少しずつ進んでいます。そうしたなか、豊野防災拠点センターでは、今後の住まいに関する悩みや相談が相次いで寄せられました。仮設住宅への入居やみなし仮設住宅について訪ねられた際には、行政が進める被災住宅の支援状況などを説明。災害時の応急仮設住宅には、自治体が民間賃貸住宅などを借り上げる「みなし仮設住宅」と、空き地などに新しく建てる「建設型住宅」があることや、東日本大震災や過去の災害支援の経験をもとに、それぞれのメリットやデメリット、入居条件などの情報共有を行いました。そして、個々の事情にあった再建方法を考える上で、まずは相談窓口にいくことをおすすめしました。
氷川町災害ボランティアセンターでは8月8日からボランティア活動の受け入れが開始され、被災した住居や敷地内のガレキ撤去、家屋の片づけ、災害ごみの搬送など、日常生活や住環境の復旧に向けた生活支援活動が進められています。13日、Civic Forceは氷川町災害ボランティアセンターへスポーツドリンクや暑さ対策の物資、片付けに必要な資機材などを届けたほか、避難所への物資支援も継続しています。

竜北西部小学校では避難所で生活する人への情報共有のため、新たにホワイトボードを設置したほか、ウォーターサーバーや飲み物・お菓子設置スペース、掃除道具の利用状況を確認。足りなくなったものを補充したり利用しやすいように整備したり、きめ細やかな支援を続けています。

また、指定避難所となっている氷川中学校には現在約120人が避難生活を送り、近隣の被災者も支援物資を受け取ることができる拠点として機能しています。運営は学校関係者を中心に、多くの外部自治体や行政職員による支援体制で成り立ち、Civic Forceが事務所を置く佐賀県の職員などもサポートにあたっています。新たに相談スペースや食事などで利用できる談話室が設置されたと聞き、Civic Forceは15日、お菓子やお茶、紙コップ、ポットなどを設置。運営に携わる方々から「タイミングよく持ってきてくださり、ありがとうございます」と声をかけていただきました。野菜ジュースやエナジードリンク、掃除用具などの物資も届けたほか、教室の黒板に談話室が開設されたことを周知するメッセージを記載しました。

また福祉避難所なっている氷川町公民館には、介護が必要な高齢者や障がい者など特別な配慮や生活支援を必要とする人が身を寄せています。15日、公民館から「緊急で防水シーツが必要」との連絡が入り、すぐに購入してお届けしました。

被災地へのご支援をお願いいたします
■三井住友銀行 青山支店 普通 口座番号 7086642
■ゆうちょ銀行 口座番号00140-6-361805 (通信欄に「熊本地震2026」と明記ください)
口座名義は上記いずれも公益社団法人Civic Force シャ)シビックフォース
※指定寄付のうち、15%を上限に運営費として活用し、残り金額はすべて事業費にあてさせていただきます。
https://bokinchan3.com/civicforce/donation/bokin/page2.php?pm_type=cvs
https://bokinchan3.com/civicforce/donation/bokin/page2.php?pm_type=payeasy
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