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東日本大震災 3 11を忘れない NPOパートナー協働事業

【#わたしの 3.11 受賞インタビューVol.5】あの日の貴方を、私は知りたい

東日本大震災発生から15年となる今年3月、Civic Forceは公募企画「#わたしの3.11  〜15文字のメッセージ」を実施しました。世代や地域を超えて、たくさんの方からメッセージをお寄せいただき、一般部門とユース部門合わせて1,069作品が集まりました。ユース部門の「佳作」を受賞した高校3年生の西山さくらさんにお話を聞きました。


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───受賞おめでとうございます。まずは、今回の企画に応募したきっかけと理由を教えてください。

今年3月に高校を卒業しました。幼いころから獣医師を志し、高校では「災害派遣獣医師になる」という新たな目標ができました。防災士の資格を取得するなど夢に向けて充実した3年間でしたが、その節目に、これまでの学びと想いが誰かに伝わればと考え、応募しました。

───東日本大震災が発生した2011年3月11日はどこで何をしていましたか。

私は当時3歳で、東日本大震災に関する記憶はありません。ただ、東京に住んでいて、大きな揺れを感じた母は、とっさにおにぎりを握ったと言っていました。

私が通っていた都内の高校では、2020年6月ころからTOKIOの皆さんが稲作を通じて福島の復興支援を行っていて、遠くはありますが、ご縁を感じています。


───お寄せいただいたメッセージ「あの日の貴方を、私は知りたい。」に込めた思いを教えてください。

2012年から2022年までの10年間、東北の復興への思いを込めた楽曲のリリースを続けたシンガーソングライターの野田洋次郎さんは、エッセイ『ラリルレ論』の中で、震災について「規模の大きさや犠牲になった人の数ではない。みんなたったひとつの命しか持っていない」と語っています。この言葉は私の心に強く残りました。数字の大小で物事の大きさを図ってしまいがちですが、それが1でも100でも、それは誰かにとって「代わりのいないたった1人」が失われたということです。

「貴方」という言葉は、私の、そして誰かの大切な人を意味すると同時に、語源である、時間的な距離や物理的な距離を意味する「彼方」としての意味も含めて選びました。

全てを分かち合うことの難しい私たち人間にとって、「知りたい」は切実な願いであり、尊重と愛の言葉だと考えています。

時間は無常にも流れていきますが、あの日が歴史上の出来事で終わらぬよう、温度を持ってその想いが語り継がれることを願っています。 

 


───災害に備えて、日頃から意識していることがあれば教えてください。

母は防災意識が強く、自宅では家具の固定や備蓄品の常備などを行っています。

高校の動物科で日頃から実習を積んできた私も、有事の際に率先して動くことができるよう、普段からAEDの場所や広域避難所などを意識して探しています。

───将来の目標を教えてください。

将来はVMAT(災害派遣獣医療チーム)に所属し、災害派遣獣医師として有事の際に人も動物も「誰一人取り残さない」防災体制の実現に取り組みたいです。「誰一人取り残さない」なんてきれいごとのようではありますが、その一人が、「誰かのかけがえのない一人」であることを胸に、これからも精進します。

素敵な賞をいただき、ありがとうございました。


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