【令和5年大雨】佐賀の備蓄倉庫から福岡へ　給水バッグと台車、簡易トイレを届けました

2023.07.12 令和5年大雨物資支援

10日に北九州を襲った大雨の被害から3日。12日朝、甚大な被害を受けた福岡や佐賀は、雷を伴う非常に激しい雨となりました。午後から天候は回復しましたが、暑さの中、土砂の撤去作業などが続けられています。

Civic Force（シビックフォース）は、12日朝、佐賀の備蓄倉庫から給水バッグ250枚を搬出し、断水の影響を受ける福岡県久留米市の病院へ届けました。また10日に同病院へ届けた非常用使い捨てトイレセットが残りわずかだったため、佐賀から再度訪問し、4000回分を追加支援しました。12日のうちに断水は解消されましたが、二次災害や今後の災害を見据えて一部は備蓄品として活用される予定です。

また、病院内には飲み物などたくさん支援物資が届きましたが、部屋の中にはおさまらず、廊下に置かれていました。そこで、物資運搬・整理用に台車と折りたたみコンテナをお貸ししました。物資を整理するスタッフの方は「とても助かります。初日から支援に来ていただいたおかげで、少しずつ片付けや復旧が進んでいます。本当にありがとうございます」と笑顔を見せてくれました。

なお、Civic Forceでは災害時にいち早く的確な支援活動を行うため、救援物資の備蓄・管理の取り組みに力を入れており、今回届けた物資は、6月に移転したばかりの佐賀女子短期大学内の備蓄倉庫から取り出しました。

6月にはネット通販を手がけるAmazonと物資輸送に関する訓練を行ったばかりで、日頃から飲料水や衣料品、非常用トイレ、高圧洗浄機、送風機、電動運搬車など災害時に必要とされる様々な物資を管理しています。今回の水害では、福岡や佐賀で被災した地域の支援関係者に「支援物資リスト」を共有し、「必要なものがあればすぐに届けられる」とお伝えしています。

甚大な被害を前に復旧には長い時間がかかることが予想されます。Civic Forceは引き続き、佐賀や福岡などでニーズにあって支援を行う予定です。