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今年9月に発生した台風13号の被害から、もうすぐ１カ月が経ちます。北関東を中心に各地で浸水や断水などの被害が相次ぎ、中でも福島県いわき市では、市内の住家のうち1155棟が罹災し、床上・床下浸水は1261棟・481棟にのぼります（9月28日現在）。

生活再建と復旧に向けた取り組みが進められる中、Civic Force（シビックフォース）は9月末、いわき市で活動する一般社団法人Tecoを通じて、カセットコンロや衣料品などの支援物資をいわき市の被災地にお届けしました。

Tecoは、福島県いわき市平窪地区を拠点に、地域のコミュニティスペースの運営やイベントの開催などを通じて、「みんなで支え合うまちづくり」を目指して活動しています。今年9月の台風13号では、浸水被害にあった内郷地区への支援を続けています。かつて炭鉱で栄えた内郷地区では、町営住宅などに多くの高齢者が暮らしています。Tecoが9月末に実施した物資の配布会では、地元の古着屋やフードバンクから集めた物資も配布。浸水被害にあった地区から50人ほどが参加しましたが、ほとんどの方が保険に入っておらず、住宅や生活の復旧にかかる住民の負担は大きく時間がかかる見込みです。

Teco代表理事の小沼満貴さんは「浸水がひどかった地区は未だに台所が使える状況ではありません。料理ができなくて困っているという声を聞き、Civic Forceさんにカセットコンロをお願いしたところ、衣料品と一緒にいち早く届けてくれて助かりました。先週、集会所で早速皆さんにお渡ししましたが、中には泣いて喜んでくれた方もいて、胸を打たれました。皆さんからたくさんのご支援をいただき、本当にありがとうございました。いわき市は寒くなってきて、被災した方からは冬物の希望などもありました。今後も何かあれば、また連携させてください！」

今回の支援はCivic Forceが運営するデジタルマッチングプラットフォームGood Linksを通じて、実施しました。

＜今回いわき市に届けた支援物資＞

・カセットコンロ 30台

・下着・衣料品

【内訳】下着（ボクサーブリーフM／無地トランクスL） 150着、男性半袖Tシャツ パイルレイヤード/M 40 着、長靴（23.5〜24.5cm）20足、クロックス冬用キッズブーツ（14cm/19cm）5足、スニーカーソックス・靴下22㎝～25㎝　200足、ベビー服・半袖・長袖ロンパース（6-12M）（12-18M）（18-24M）1箱、女性半袖Tシャツ M・L 80 着　など

Tecoでは今後、被災した町田地区でも配布会を開催する予定で、Civic Forceでは引き続き追加リクエストのあった物資を届ける計画です。

引き続き、被災した方や被災地で活動する支援団体と連絡を取りながら、必要な支援を届けます。

物資・サービスのマッチングプラットフォーム「Good Links」を運営するCivic Force（シビックフォース）では、災害支援活動にあたる団体の皆さまを通じて被災された方を支援するため、提供できる緊急支援物資を公開しています。
https://goodlinks.civic-force.org/supply/

7月大雨や8月の台風に続き、現在、台風13号による大雨で千葉県や茨城県、福島県などで道路冠水、浸水、土砂災害、河川の氾濫などの被害が発生しています。Civic Forceでは、被害を受けた地域（災害救助法適用市町村等）の皆様に対し、Good Linksの「物資・サービス一覧」に掲載中の物資（提供者がCivic Forceの物資に限る）の無料配送を行っています。

衣料品や下着、長靴、マスク、衛生用品などご希望の物資を備蓄倉庫からお届けいたします（詳しくはこちら）。

災害支援の分野で継続的に活動を行っているNPO法人、任意団体などの非営利団体がご利用いただけます。ご利用には登録が必要です。

必要な物資のリクエストも受け付けています。いただいたリクエストをもとにGood Linksで寄付を募集します。詳しくは、事務局までお問い合わせください。

TEL:0952-20-2900（Civic Force佐賀事務所）

E-mail:gl@civic-force.org