【#わたしの 3.11 受賞インタビューVol.1】「自分事にしたいリ・スタートの日」
東日本大震災発生から15年となる今年3月、Civic Forceは公募企画「#わたしの3.11 〜15文字のメッセージ」を実施しました。世代や地域を超えて、たくさんの方からメッセージをお寄せいただき、一般部門とユース部門合わせて1,069作品が集まりました。ユース部門の「佳作」を受賞した高校1年生の岩九羅杏さん(ペンネーム)にお話を聞きました。

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───受賞おめでとうございます。まずは「#わたしの3.11」に応募したきっかけと感想を教えてください。
コンテスト情報のサイトを見て応募しました。小説やエッセイなどを書くのが好きで、短い言葉で深く表現するキャッチコピーに興味があります。
今年2月に福島の原子力発電所を見にいくプログラムがあり、ちょうど震災や原発事故のことを調べていたことも、今回応募した理由の一つです。
「15文字」にぴったり合わせるのが難しかったですが、漢字やカタカナを使いながらなんとか15文字をつくりました。受賞できたことはとてもうれしく、いつも課外学習を応援してくれる学校の先生にも報告しました。
受賞した他の皆さんの作品を見るのも勉強になります。
───お寄せいただいた15文字のメッセージ「自分事にしたいリ・スタートの日」は、どんな思いでつくられたのでしょうか?
東日本大震災は、歴史上の記録に残る大きな災害でした。マグニチュード9.0という数字は世界でも有数の巨大地震で、震度7の揺れと津波、そして原発事故が連鎖した「複合災害」だと聞きました。
あの時、私は2歳で、当時のことを覚えていません。周囲にもこの災害を経験した人はあまりいません。でも新聞やテレビ、ネットを通じて、今でもトラウマで苦しんでいる人がいると聞きます。
「もっと身近に感じたい」「3月11日は災害を自分ごととしてとらえる日にしたい」。そんな思いを込めて15文字のメッセージを考えました。「リ・スタート」という言葉は、年に1度めぐってくる3.11という日を想って、また、悲しいことやつらいことばかりでなく、前を向いてもう一度踏み出せるような日になればと願って選びました。
───災害に備えて、日頃から意識していることがあれば教えてください。
災害が起きたとき、家族で集合する場所や避難経路を確認したり、地域の避難訓練に参加したり、今できることはやっています。
私が暮らす栃木県では2019年に台風と大雨で川が氾濫し、隣の栃木市などが大きな被害にあいました。世の中には予測できないことが起こってしまうのだと知り、少し自分ごととしてとらえるようになりました。
───これからの目標は?
書くことが好きで、高校卒業後の進路は大学の新聞学科などに関心があります。
中学生のとき、広島の原爆式典に参加する機会があり、その後、新聞コンクールで賞を受賞しました。戦争は人間がひきおこしたものですが、自然災害も人間活動が原因で地球の環境が悪化し、被害が大きくなっていると言われます。
誰かの命が失われた日は「なんでもない日」ではありません。いつも頭の片隅に、平和を願い命を尊いと思う気持ちを大切にしたい。“残された者”として、平和な暮らしを守っていけるように、これからも言葉を大切につむいでいきたいです。

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