【東日本大震災】「富岡町3.11を語る会」中間貯蔵施設などを訪問

Civic Force(シビックフォース)は、被災地での中長期的な復興をサポートする「NPOパートナー協働事業」の一環として発災から14年半以上が経った東日本大震災の被災地での支援プログラム「夢を応援・東北NPOパートナー協働事業」を継続しています。
福島県双葉郡富岡町を拠点に活動するパートナー団体「富岡町3.11を語る会」は「ふくしま」の複合災害を健聴者だけでなく、聴覚障がいのある人にも語り継ぐため手話による語り人(かたりべ)の育成を進めています。今年度は昨年度から更なるスキルアップを目指した養成講座を開き、自身の経験はもちろん、学んだ震災の知識を手話表現できるようにして誰一人取り残さない復興を目指します。

手話語り人育成講座の3回目となる10月26日は、福島原発事故の現状を、正しく知り、伝えるため、事故による除染作業で除去した土などの廃棄物を、一時的に保管する大熊町の「中間貯蔵施設」や、震災遺構として公開されている浪江町の請戸小学校を訪れました。参加したのは講座を受講している県内の手話通訳士や耳の不自由な方など16人です。


まず、大熊町の中間貯蔵事業情報センターで施設の概要などを聞いた参加者は、バスに乗って1600ヘクタールある施設の大熊町エリアを見学しました。あいにくの雨となりましたが、遠目で福島第一原発の様子を見ながら施設の概要について説明を受けたほか、土壌貯蔵施設では外に出て放射線量を測りました。
2時間の見学で受ける放射線の量は歯医者でX線撮影をする際の10分の1ですが、外に出るためにはヘルメットやマスク、手袋が必要で、まだまだ復興は道半ばであることを 目の当たりにしました。




参加者は、午後、先生と生徒93人全員が無事に避難した浪江町の震災遺構である請戸小学校を訪れました。自身も被災し防災士の佐々木邦浩さんが施設を案内し子どもたちの意見も参考にして、校長が避難を即決したことなどを参加者に伝えました。また、佐々木さんは請戸小学校の教訓から「地震があればすぐに逃げること。そして、避難経路は1つだけだとその経路が断たれた場合に逃げられなくなるので、最低3つは考えておくこと」などアドバイスしました。参加した人は「きょう学んだこともしっかりと伝えられるようにしたい」と話しました。



講座の最終回となる4回目は11月29日に開く予定で、 これまで学んだことなどを手話で発表する予定です。

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