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令和6年能登半島地震 避難所支援 選手会ファンド

七尾の倉庫から物資のピストン輸送開始

能登半島地震の発生から6日が経ちました。Civic Forceが参画する空飛ぶ捜索医療団"ARROWS"は、地震による住宅の倒壊や火災、津波の甚大な被害を受けた石川県珠洲(すず)市で緊急支援活動を続けています。

能登半島の最北端に位置する珠洲市は1.7万人。65歳以上が人口比の50%以上を占め、いわゆる「限界自治体」です。市内に開設された約50の避難所(私設避難所含む)には人口の7割以上もの人が避難していますが、未だ停電・断水が続き、支援物資も全く足りていません。

支援が遅れている背景には、珠洲市を含む奥能登地方まで入る基幹道路の通行止めの影響があります。特に能登半島北部の沿岸を中心に、100カ所以上の土砂崩れが発生したとの数字もあり、土砂で道路が寸断され、人の移動や物資の輸送が困難な状況が続いています。

こうした中、私たちは能登半島中央部に位置する七尾市に、物資の集積所を設置しました。地元企業のご協力を得て大きな倉庫を借り、すでに全国の企業から寄せられた物資をここに集めています。そして、損壊して細くなった道路も通ることができる小型の車両と人手を確保し、本日6日より珠洲市へのピストン輸送を開始しました。

断水が続く中、すべての避難者に飲み水を

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また昨日、珠洲市で給水支援に携わったCivic Forceスタッフから現地レポートが届きました。

「1月4日に続き5日、避難所で最も急務とされていた給水活動に尽力しました。ARROWSが高知の企業と協力して導入した浄水装置は、災害用に研究・開発された逆浸透膜浄水装置で、このシステムを通した水は泥水でも飲み水として使うことができます。給水装置を設置した珠洲市内の中学校の校長先生は、『水は冷たいけどね、心はあったまるよ』と笑顔を見せてくれました。

また、自宅が倒壊して避難してきたというご夫婦は、『飲水をもらえるのは本当にありがたい』と感謝の言葉を何度も伝えてくれました。給水所は、水をくみにきた人のコミュニケーションの場にもなっていて、水を飲みながら『家の修繕を迷っていたけれど壊れたから諦めがついた』と語っている方もいました。

今日6日は、給水時間9時から18時までの間に、約40人に約6000リットルを供給。また近隣の8つの避難所にもアナウンスしました。飲み水を確保できる場所ができたことに多くの人が安心感を覚えた様子でした。

明日からは避難所に避難している人だけでなく、断水が続く中、在宅で避難生活を続ける方々も活用できるよう公表される予定です。給水所では、食料配布なども実施される予定です」




 

 

2024年能登地震 支援活動へのご支援

銀行

■三井住友銀行 青山支店 普通 口座番号7027403
■ゆうちょ銀行 口座番号00140-6-361805 (通信欄に「令和6年能登地震」と明記ください)
口座名義は上記いずれも公益社団法人Civic Force シャ)シビックフォース

※指定寄付のうち、15%を上限に運営費として活用し、残り金額はすべて事業費にあてさせていただきます。

ふるさと納税で寄付

https://www.furusato-tax.jp/gcf/2888

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https://readyfor.jp/projects/earthquake202401

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皆様からのご寄付は、弊団体が運営する物資支援のデジタルプラットフォーム「GoodLinks」(https://goodlinks.civic-force.org/)を通じた物資支援のほか、ARROWS実施の人命救助・捜索・医療活動の後方サポート、その他被災地のニーズに沿った支援活動に活用させていただきます。皆様のあたたかいご支援をお願いいたします。

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