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令和6年能登半島地震 緊急医療 人員派遣 避難所支援 物資支援

より多くの人に物資を届けるために 珠洲市内にも集積拠点設置

高齢化率50%の被災地の課題

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能登半島地震から10日が経ちました。石川県によれば、今日10日14時時点で206人の方が亡くなり、すでに災害関連死で亡くなった人もいます。

Civic Forceが参画する空飛ぶ捜索医療団“ARROWS”は、能登半島最北端の最もアクセスしづらい珠洲(すず)市で引き続き支援活動を展開しています。珠洲市ではこれまでに91人の方が亡くなり、今も行方不明の方の捜索が続けられています。市内には80カ所以上(指定避難所21カ所含)の避難所に6000人近くが避難しているとの数字が発表されていますが、現時点の正確な数字はわかっていません。

「災害関連死を食い止める」という目標を掲げるARROWS医療チームは、今日10日、コロナウイルスの感染の広がりを防ぐため、支援に入っている1避難所で「汚染区域」と汚染されていない「清潔区域」を区分けする「ゾーニング」を施行しました。高齢化率51%の珠洲市では、持病を抱える人も少なくなく、上気道炎症状を訴える避難者が増える中、これ以上の感染を防ぐ対策が必要です。ARROWS医療チームは引き続き、3カ所の避難所で巡回診療を行っています。
 

ウレタンマットや寒さ対策の物資を支援

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医療支援と連携した物資支援も続けています。本日10日は大雨が降る中、ウレタンマット240枚を3つの避難所に配布したほか、ドラム缶の灯油14本を健康増進センターなど3カ所に届けました。

また、4日から七尾市に物資の拠点倉庫を設置して珠洲市など奥能登地域への物資搬送を続けてきましたが、本日より珠洲市内でも倉庫を借りるべく調査を開始。地震の影響で倒壊した建物が多い中、安全な建物を見つけて物資の集積拠点をつくり、近隣で在宅避難をする皆さんやまだ支援が届いていない自主避難所へも物資を届けられるよう尽力しています。また、陸路でのアクセスが制限される中、ARROWSの船を活用した大規模な物資支援も開始しています。

市内に開設された避難所の多くは、生活していくにはあらゆるものが不足しており、特に寒さ対策は喫緊の課題となっています。ストーブなどの暖房器具をはじめ、床の冷たさを遮るマットなども、ニーズの高い支援物資として求められていました。空飛ぶ捜索医療団ARROWSは、早い段階からストーブなどの暖房器具や簡易トイレ、エアマットなどを準備して必要な場所に届け、避難者の皆さんが少しでも快適に休める環境整備に尽力しています。

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全国の企業と協力して物資を支援

ARROWSは劣悪な避難所環境をチームを組んで巡回し、後から駆けつけた全国の支援団体の皆さんと力を合わせて、少しても環境を改善できるよう努めてきました。これまでに珠洲市の複数の避難所や在宅避難を続ける方々に以下の物資を届けています。これらの物資の多くは全国の企業の皆様のご協力の上に成り立っています。


<1/9>
簡易トイレ 300×2箱、マスク 7箱、ウェットティッシュ 8袋、T-faL 2つ、ポット 2つ、ナプキン 2箱、ベンザブロック 2箱、クールワン 2箱


<1/8>
エアマット29本、灯油20L

<1/7
灯油20L@在宅避難者世帯、大鍋、非常食(加熱)50食@ビニールハウス避難所30人、衣料品、エアマット29本、灯油20L、電気ストーブ2台、灯油20L、おむつ、除菌シート、ゼリー3箱


<1/6

おしりふきシート8個、エアーマット51(エアストレッチャー社)+2個、非常用トイレ500個(2500回分)、


生理用ナプキン・お尻ふきシート・除菌シート・ミルク

<1/5

水、食糧、生理用品、非常用トイレなど

<1/4
要介護避難者用のスープやおかゆ、簡易トイレキット、水タンク、

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