あれから10年、その先へ 〜ニュースレターVol.23発行
東日本大震災から10年目を迎えた2021年3月11日14時46分、三陸沿岸の真っ青な空の下、追悼の祈りを捧げる人々の姿がありました。天に向かって飛んでいくたくさんの風船には「いつか笑顔で会いたい」「一歩ずつ進みます」と亡くなった人へのメッセージが書かれています。
東日本大震災の犠牲者は18,000人以上にのぼります。毎年3月11日に各地で実施される追悼行事は、犠牲者に祈りを捧げるとともに、家族や大切な人を失った人が心の痛みや復興への思いを共有する場として重要な意味をもちます。他方、地域のボランティアや有志によって続けられてきた追悼の集いは、震災から時間が経つにつれて継続が難しくなり、特に新型コロナウイルス感染症を前に厳しい判断に迫られていました。そこで、Civic Force(シビックフォース)は昨年と今年の3 月、コロナ禍でも追悼行事の開催を決定した団体に対し、感染予防対策やオンライン開催のために必要な経費などを支援し、一人ひとりの心に寄り添う活動をサポートしました。
被災者の喪失感や悲しみは時間が経っても消えることはなく、むしろトラウマ反応などは時間が経ってから見られることがあります。震災から10 年が経った今、Civic Force は継続的な心のケアや地域を元気にするまちづくりの活動を引き続き応援していきます。
今号のニュースレターでは、4 月スタートの新しい東北支援のプロジェクトについてご紹介します。
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