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東日本大震災 NPOパートナー協働事業 3 11を忘れない 子ども

子どもたちと未来へつなぐ 「いのちのかたりつぎ」 成果発表会を開催

「一般社団法人三陸まちづくりART」は、東日本大震災の伝承・防災・郷土芸能・国際交流を主軸とする複合的な文化芸術事業を実施しています。

Civic Forceの東日本大震災NPOパートナー協働事業では、202512月から同団体の震災伝承をはじめとする活動を応援しています。

2025年1213日から計4回にわたり「いのちのかたりつぎ」ワークショップに参加した12名の子どもたち。被災地・石巻市の街歩きや語り部の話を通じて、それぞれが感じたことを演劇やダンスで表現する取り組みに挑戦してきました。ワークショップでは同団体および岩手・宮城の被災地を拠点に活躍する俳優・ダンサーが、子どもたちの感性に寄り添いながら出演指導を行いました。

(ワークショップの様子はこちら)

ワークショップの成果物・ワールドカフェによる心の落書き

ワークショップの成果物・ワールドカフェによる心の落書き



ワークショップでの学びや試みを披露する場として、2026112日に石巻市営門脇東復興住宅の集会所で「成果発表会」を開催。子どもたちの挑戦を見届けようと、当日は約60名もの地域の方々が集まりました。真っ白な舞台衣装に身を包んだ子どもたちは緊張する様子を覗かせながら、いよいよ本番に臨みます。

開会にあたり本事業プロデューサーの前川氏は、「地域の皆様の記憶が子どもたちの体を通して光となり、未来へつながっていく。今日はそんな大切な時間を過ごしていただきたい」と述べました。

 

プログラムは「子どもの部」・「大人の部」で構成され、ワークショップに参加した子どもたちと俳優陣のコンビネーションにより多様な表現でいのちをかたりつぎます。

当日の様子は以下の動画をぜひご覧ください!
【動画】(ミヤギテレビ公式 YouTube「ミヤテレNEWS NNN」より転載)

https://youtu.be/BcK_o6DVJnc?si=kEP2CmVzuGbekZVC

子どもの部では、はじめに岩手の民俗芸能・剣舞を元につくられた創作ダンス「こっちゃこ」を全員で踊りました。このダンスは、1221日のワークショップで各グループが選んだ言葉をもとに表現されています。(Aグループは「ブルーシート」・「雪」、Bグループは「坂道」・「足を踏んでごめんなさい」 )

民謡に合わせて、郷土の物語を子どもたちのアイディアと身体表現で紡ぎました。

 

続いて、演劇「山登り」・「明日だね」を各2チームが披露しました。

「山登り」ではエベレスト登山を表現したチーム、津波の避難訓練で高台に登る様子を表したチームと、各々の解釈で表現。同じ演目でもチーム・演者によって捉え方・表現が全く異なり、子どもたちの個性が光りました。

 



また、高学年メンバーと俳優陣のタッグによる「明日だね」は同じシナリオでありながら、台詞の読み方や間の取り方などチームごとに工夫が凝らされ、多彩な表現力が発揮されました。

 

 

後半の大人の部では俳優陣によるミニ公演が行われ、「海のとなか」、「証言」(ミュージカルいのちてんでんこより)、「水辺のふたり(「渚にて あの日から <みちのく怪談>」より)」、「山登り」など、演劇・踊り・漫才・怪談など、さまざまな演目・表現を通じて震災のかたりつぎが披露されました。

 


エンディングの全員参加による「サバイバルの唄」では、観客の皆さんも交えて歌に合わせたユニークな振り付けが行われ、会場が一体となり和やかな空気に包まれました。

 

観客の方々からは、「同じ演目でも全く異なる表現で、それぞれの演技が素晴らしかった」、「この地域に生まれ育った者として山登りの大変さに共感した。ゆっくりと安全をたしかめながら歩く様子がしっかり感じられた」、「小中学生とは思えない表現に驚いた」などの感想が寄せられました。

 

成果発表会の終了後、ほっと安心した様子の子どもたちは、「緊張したけど楽しくできてよかった」、「練習では声が小さかったけど、本番では大きな声を出せた」、「練習の成果を発揮できた」、「練習のときよりもみんな楽しそうにやっていたので、こちらも楽しくなった」、「自分でつくるのが楽しかったので来年もやってみたい」など、達成感に満ちた表情で感想を述べました。

出演指導にあたった俳優陣からは、「一人一人がキラキラと輝いていた」、「みんなから元気をもらった」、「これを機に踊りや歌をもっと好きになってほしい」などの感想が贈られたほか、同団体代表の川元氏は「みんなが感じたことをだれかに伝えるきっかけになったら嬉しい」と語りました。


最後は出演者全員で「いのち」のポーズ!

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©️三陸まちづくりART

自分たちが生まれる前に起こった震災や津波について学び、それぞれが感じたことを表現に変え、いのちをかたりつぐ体験。今回の取り組みは、これからを生きる世代にとってより良い未来を築くための大きな一歩であり、先を歩む大人にとってはいのちの循環を育む貴重な機会となりました。

Civic Forceは引き続き三陸まちづくりARTと協働し、多様な形で震災を伝える活動とともに、この先の世代につなげる取り組みをサポートしていきます。

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