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令和5年 能登地震

【石川県能登地方地震】珠洲市の避難所をサポート/空飛ぶ捜索医療団ARROWS

Civic Force(シビックフォース)が参画する「空飛ぶ捜索医療団“ARROWS”」は、5月5日から石川県能登地方の地震の被災地で緊急支援活動を行っています。 

ARROWSの緊急支援チームは、5日から石川県に向けて陸・空から移動し、6日午前に石川県珠洲市内に到着。避難所や被害のあった地域などをまわり、被災状況やニーズを調査するとともに、保健医療支援や物資支援の調整を開始しました。

以下、ARROWSの現地スタッフからの報告です。

   ***
5月7日、小学校体育館での避難所整備支援を実施しました。
学校付近には、この近辺で最も多くの避難者が集まる公民館の避難所がありましたが、発災2日目に市の職員とARROWSスタッフ(ピースウィンズ・ジャパン)が避難所アセスメントに入った際、壁の亀裂や照明の崩落、天井のズレ、屋根瓦の崩落など各部屋で地震による建物の損壊が確認できました。避難所としての利用には危険があるのではないかと報告したところ、市は専門家による建物調査を実施。すると、「今後の余震規模によっては天井崩落の恐れがある」と判明し、急遽小学校体育館に避難者を移すことになりました。体育館では体育用マットを敷いて床で寝る程度の整備しか進んでおらず、避難者からは「寝るには硬い」などの声が出ていました。

そこでARROWSは、学校避難所の管理責任者の方に避難所整備の手伝いを申し出て、新たな避難所設営に向けたレイアウト作成からテントの設置までをサポートしました。


市の備蓄倉庫の在庫を確認し、その中から必要なダンボールベッド・プライバシーテント・マットレス・毛布を急ピッチで搬入し、レイアウトを作成。ARROWSのリーダーは、レイアウトを作る上で大切なのは、避難者のプライバシーを守ることと避難者の状況把握の仕組みづくりだと伝え、合わせて市の職員や地元の方々の意見を取り込みながらの設営を心がけました。初めから完璧なレイアウトはつくれないため、使用しながら避難所運営者の方が自発的に改善していける雰囲気づくりが重要です。


地域内外の他の組織や学校の先生の協力もあり、何もなかった体育館に約4時間ほどでベッドとテントが立ち上がり、無事避難者の方がその日のうちに移動を完了することができました。

なお、珠洲市では雨が降り続き、被災した家屋の片付けや復旧の作業が困難を極めています。今回の地震では、在宅避難や車中泊を続けている人が多くいるとみられ、今後は避難所だけでなく、見えにくい在宅・車中避難の方などに焦点を当てた支援を検討しています。Civic Forceでは、東日本大震災で生まれた仕組み「NPOパートナー協働事業」のニーズ調査も開始しています。

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