最新情報

令和6年能登半島地震 緊急医療 人員派遣 避難所支援

【能登半島地震】珠洲市で生存者を発見、救出

レスキュー隊員と医師らが連携して生存者を救出

地震発生から2日目。石川県珠洲市で活動中の空飛ぶ捜索医療団"ARROWS"のもとに、午後14時頃、行方不明者の捜索依頼が入りました。

「倒壊した家屋の下に人がいる」との情報を聞き、ARROWS捜索救助チームの救助犬とハンドラーら2人が消防署のレスキューチームの皆さんとともに現場へ向かいました。その後、ARROWSの訓練指導を務める黄春源(所属Civic Force)ら2人も合流して、壊れた家屋の内外で捜索活動を行いました。

捜索にあたる中、現場近くにいた方から「別の場所にも人がいる。崩れた家の下敷きになってしまった女性がいて助けてほしい」と救助要請がありました。

黄が駆けつけたところ、倒れた家屋の柱や家具の隙間に挟まれ、動けなくなっていた71歳の方が見つかりました。声をかけたところ、しっかりとした声で返答がありました。
チームは地元の消防チームの皆さんと連携して、柱や家具などのさらなる倒壊に注意しながら女性を救出。2階の窓から担架で女性を外へ出して容体を確認しました。

チームは車で数分のところにある指揮所にて医師による診察後、近隣の大きな病院へ搬送しました。

もう一つの捜索現場では、救助犬のロジャーが瓦礫の中から1人を発見。残念ながら、すでに息を引き取られていて、ARROWSリーダーの医師がご遺族の方に向けて「死亡宣告」をさせていただきました。

行方不明の方々が見つかる可能性を信じて、私たちは明日も捜索救助活動を続けます。

避難所で臨時診療所を開設

e2ae9e72fba7f7cfa765713dbe2d25f7-1704206612.jpg

珠洲市総合病院に支援に入ったARROWS医療チームは、調査の結果、病院ではなく避難所での医療支援が必要と判断し、まず避難所になっていた中学校の教室で臨時診療所を開設しました。

「病院でなくとも対応できる可能性のある軽症患者が、避難所から病院に押し寄せていて、その結果、必要な医療が届けられなくなる可能性が危惧された」と話す稲葉医師。急遽、開設した診療所の部屋の前には、すぐに10人以上の列が並びました。「いつも飲んでいた薬が手元になくて不安」「避難生活の中での体調が悪化している」など不安に寄り添いながら、医薬品を提供しました。

217e0d18de5c716ee86c457089082394-1704207366.jpg

2024年能登地震 支援活動へのご支援

銀行

■三井住友銀行 青山支店 普通 口座番号7027403
■ゆうちょ銀行 口座番号00140-6-361805 (通信欄に「令和6年能登地震」と明記ください)
口座名義は上記いずれも公益社団法人Civic Force シャ)シビックフォース

※指定寄付のうち、15%を上限に運営費として活用し、残り金額はすべて事業費にあてさせていただきます。

ふるさと納税で寄付

https://www.furusato-tax.jp/gcf/2888

READYFORクラウドファンディング

https://readyfor.jp/projects/earthquake202401

新潟から石川へ向かうCivic Forceスタッフ。1月2日朝にARROWS第一陣と合流予定

皆様からのご寄付は、弊団体が運営する物資支援のデジタルプラットフォーム「GoodLinks」(https://goodlinks.civic-force.org/)を通じた物資支援のほか、ARROWS実施の人命救助・捜索・医療活動の後方サポート、その他被災地のニーズに沿った支援活動に活用させていただきます。皆様のあたたかいご支援をお願いいたします。

一覧に戻る

 

最新記事

  • 最新情報

    サントリーホールディングス、佐賀県の企業版ふるさと納税を通じて寄付

  • 東日本大震災

    【川柳コンテスト受賞インタビューVol.2】ただいまを 言える幸せ 噛み締める

  • 東日本大震災

    【川柳コンテスト受賞インタビューVol.1】東北に 灯るひかりが 照らす能登

  • 最新情報

    【愛媛・高知 地震】情報収集中