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福島・小高に「ブックカフェ」あり

福島・小高に「ブックカフェ」あり

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作家・柳美里氏が若者の夢を後押しする

2011 年 3 月 11 日に事故を起こした福島第一原子力発電所から20km 圏内にある南相馬市小高区。2016 年 7 月、一部の区域を除き避難指示が解除され、少しずつ人々が戻ってきましたが、地域の復興はまさにこれからです。  

シビックフォースのNPOパートナー協働事業では、小高区をはじめ地域の高校生や若者が気軽に集える場所、そして地域で唯一本と触れ合える場所として「ブックカフェ フルハウス」の整備・ 運営を支援し、無人駅となる小高駅を利用する生徒たちや地域の住民が、安全に、安心して電車を待つことができる場所を提供しています。また、胸に大きな夢を秘めながら もふるさとを離れることができずにいる若者が作家・劇作家である柳美里氏と直接触れ合ったりフルハウスで働くことにより、それぞれが夢をつかむ後押しをし、その志を支えることで小高を「芸術の発信地」として盛り上 げていくことを目的としています。

失われた町に地域の「憩いの場」をつくる

まず、小高駅を利用する生徒たちが安心して電車を待 つことができる居場所、地域住民が集える場所、夢を叶えるために福島で頑張る若者たちの後押しをする場所として「フルハウス」を整備。2020 年 3 月、無事ブックカフェとしてオープンしました。カフェメニューも好評で、週 末には遠方からお客様が訪れ賑わいを見せていました。 しかし、緊急事態宣言の発令とともに営業自粛を余儀なくされ、現在は 本屋としてのみ営業していますが、外出を控える人が多 いなか、本を買いに来てそのまま少しおしゃべりを楽しんでいく地元の方が増えてきており、地域の中での「憩いの場」としての認知度も高まっています。  

本プロジェクトの事業期間は終了しましたが、今後は、継続的にカフェを運営していくための体制整備を目指し、任意団体「フルハウス」を非営利型の一般社団法人として登記する準備を進めています。

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