「一時は進学をあきらめましたが、今は地元の病院で働いています」
「ご支援のおかげで被災の翌年から大学に通うことができ、現在学んだことを生かせる職場でがんばっています」
ー2011年3月11日の東日本大震災から8年。あのとき高校生だった若者は成人し、多くは社会に出て働いています。Civic Force「夢を応援プロジェクト」の元奨学生の多くは、多感な思春期を非常に厳しい状況下で過ごしましたが、成長した今は全国から支援を届けてくれた皆さんに感謝をしながら「今度は人の役に立ちたい」とがんばっています。
甚大な被害を受けた被災地の「復興」はまだ道半ばですが、Civic Forceが皆様とともに培ってきた災害支援のノウハウやネットワークは、昨年の西日本豪雨や北海道地震などでも生かされています。
今号のニュースレターでは、西日本豪雨や北海道地震での支援活動の現状をご報告するとともに、産業復興支援基金のこれまでの成果についてお伝えします。
Civic Forceへの寄付金を原資に2011年に立ち上がった産業復興支援基金は、2017年より一部の支援先から償還を受けることができ、償還資金を原資とした新たな資金循環を目指しています。「共益投資基金JAPAN」として生まれ変わったこの基金は、東北だけでなく他地域の被災地や過疎地域の活性化をも後押ししています。
私たちは常に新しいチャレンジに挑み、これからも皆様からの大切なご寄付に価する組織であれるよう尽力していきます。