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令和6年能登半島地震 人員派遣 物資支援 感染症対策

「お風呂でゆっくりしてほしい」 銭湯あみだ湯に空気清浄機を提供

能登半島地震の発生から2カ月近くが経ちました。Civic Forceが参画する空飛ぶ捜索医療団ARROWSは、引き続き能登半島最北端の珠洲市などで医療支援や物資支援を続けながら、被災した地域のニーズに合った支援を届けています。

2月中旬、Civic Forceは1月に営業を再開した珠洲市の銭湯「海浜あみだ湯」に空気清浄機3台を届けました。銭湯を運営する新谷健太さんは「1カ月近くお風呂に入れなかった人もいます。再開から数週間の間に脱衣所や浴室ににおいが蔓延してしまい、感染症なども心配でしたが、この空気清浄機のおかげで、快適に使えるようになりました。みんなバタバタして心と体が離れ離れになっていると思いますが、お風呂でゆっくり将来のことを考えてもらえれば」と話してくれました。

約35年前に開業したあみだ湯は、長く地元に愛されてきた銭湯ですが、今回の地震で浴室のタイルがはがれ、天井の一部が落下。地盤沈下で駐車場には大きなくぼみができ、配水管も損傷しました。一時は「営業再開は難しい」と思われたそうですが、幸いにもボイラー設備に大きな破損はなく、地域内外の人々の後押しを受けて地下水をくみ上げる配管設備を修復。1月19日から営業を再開し、週3日、午後3~6時は市内の被災地域別に無料開放し、その後9時まで市民であれば地域を問わず受け入れています。


Civic ForceはARROWSの一員として、1月21日から週に数回、あみだ湯の一角を借りて、銭湯に入りにきた地域の皆さんの困りごとを聞きながら、タオルやビニールバック、シャンプー・リンス、下着、衣料品、衛生用品などできるだけタイムリーに必要な物資を届けてきました。


1日の利用者は400人近くにのぼることもあります。銭湯には家を失って避難所で暮らす人、家の片付けや仕事をしながら復旧の作業を続ける人など、心身ともに疲労がたまっている人も多くやってきます。数年前、珠洲市に魅力を感じて金沢市から移住した新谷さんは「一緒にあみだ湯を運営するメンバーも被災し、僕たちもこれからの暮らしについて悩んでいて探り探りだ」と言います。

Civic Forceでは、あみだ湯のように地域の人々を支え、まちの復旧・復興のために尽力する皆さんの取り組みを後押しできるよう、これまでの被災地での支援経験やネットワーク、独自プログラム「NPOパートナー協働事業」の仕組みなどを活用しながら、被災地での支援を継続していきます。

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