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令和6年能登半島地震 NPOパートナー協働事業

避難先の地で始めた「小さなCoveプロジェクト」

金沢駅前で集まって語り合う居場所

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2024年元日の能登半島地震発生から3カ月が経ちました。石川県では今も8,000人以上が避難生活を余儀なくされ、珠洲市など5市町の一部の地域では今も断水が続き不便な生活を強いられている方々がいます。Civic Forceは引き続きオンラインマッチングプラットフォーム「Good Links」を通じて、被災した奥能登地域で必要とされる物資を届けているほか、3月から金沢市に避難している人々をサポートするNPOパートナー協働事業」を開始しています。

  

3月末から連携するのは、珠洲市で被災し金沢に避難中のカフェ「Cafe Cove」店主らが開始した「小さなCoveプロジェクト」です。Cafe Coveは、珠洲市の木ノ浦海岸近くにあり、能登半島最北端の湾が一望できるおしゃれなカフェでしたが、津波と地震の影響で休業を余儀なくされています。店主らは現在、金沢に避難していますが、「金沢市に避難している人たちが集まれる場をつくろう」と金沢駅前で小さなカフェを開始。2次避難を余儀なくされている人などが集まり、Cafe Coveのメニューとして出されていたような体に優しい健康的な食事を楽しみながら、避難生活で抱える不安や悩みを共有し、生活再建を考える活力になっています。

2月に実施したプレ企画では「震災後、久々にみんなの笑顔を見れた」「日常の時間を取り戻せた」といった声が寄せられ、避難者だけでなく金沢に暮らす人も混ざり合う機会となりました。NPOパートナー協働事業では、これら避難者が集まって悩みや不安を共有したり、将来について語り合ったりする場を続けていくためのサポートを行っています。また、孤立しがちな避難者とつながるため、常設型だけでなく、イベントを通じた「出張小さなcove」も開く予定です。

能登の人たちは発災後、今まで顔を見合わせて共にこの大きな困難を乗り越えようとしていましたが、二次避難で外に出た途端、みんなばらばになってしまいました。急に不安が押し寄せてきて吐き出す場所がないというのが現状の中、小さなcoveプロジェクトでは、能登の人々が再会と無事を喜び、顔を見合わせてみんなが笑顔になる居場所づくりを目指しています。

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