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2014/05/19

【アジアパシフィックアライアンス】「助け合い」の促進向け連携強化、第2回総会を開催

IMG_0045.JPG台風、洪水、地震などアジア・太平洋地域で頻発する大規模災害に備えるため2012年10月に設立された「アジアパシフィックアライアンス(Asia Pacific Alliance for Disaster Management)」(以下、アライアンス)。各国・地域の企業、NGO、行政が各組織の壁を越えて連携することで、それぞれが持つ情報、人、資金、モノを共有・活用し、より迅速で効果的な支援を目指しています。

5月12日、東京都内のホテルで第2回総会が開催されました。加盟国である日本、フィリピン、インドネシア、スリランカ、韓国(欠席、委任状提出)のほか、オブザーバーとしてブルネイ、バングラデシュ、ミャンマーが参加。総会に先立ち、各国での活動内容や他セクターとの協働、ナショナルプラットフォーム設立に向けた取り組みが報告されたほか、今後5年間の計画について活発な意見交換が行われました。

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アライアンスの3つの特徴は▽アジア各国間の「助け合い」の促進▽ビジネスセクターの力を活かす▽現場で活躍する災害支援人材の育成―。各国間の相互援助の仕組みを実現するため、ナショナルプラットフォームの設立を加盟国各国で取り組んでいます。今回、2015年1月にフィリピンでプラットフォームが設立されることが決定したと報告されました。またその他の国でも現在設立に向け取り組んでおり、各国内でのセクターを超えた相互扶助の仕組みづくり、アライアンスメンバー国との連携促進に向け大きく前進しています。

アライアンスでは今後5年間、各国間での連携の促進や若手人材育成、加盟国数増加に向けた取組み、ファンドレイジング活動、企業・民間セクターの参加促進、アライアンス事務局の強化のほか、多国籍救助チームの創設など緊急時に効果的に連携するための様々な取り組みを進めていくことを確認しました。

引き続き行われた総会では中間報告、年次報告、支出報告が全会一致で承認されました。加盟国をはじめオブザーバーとして参加した3カ国を交えた今回の総会では、目的や課題を共有するとともに、災害対応の仕組み構築に向けてすべての加盟国でともに前進を図ることが確認されました。Civic Forceでは引き続き、一刻も早く、一人でも多くの人の命を救うことにつながるアライアンスの取り組みを推進していきます。

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