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活動報告

被災地を支援する

これまでの災害支援活動(国内)

2012/07/30

【続報】九州北部豪雨支援について(6)

土砂崩れや家屋の損壊、床上・床下浸水など甚大な被害が発生している九州北部の豪雨災害に対し、Civic Forceは、現在、被災地で活動する「被災地NGO協働センター」や、特に大きな被害を受けた大分県竹田市や日田市、中津市、湯布院町、熊本などで支援活動を展開中の地元団体「レスキューサポート九州」を通じた支援活動を行っています。

以下はレスキューサポート九州の木之下勝矢代表からのレポートです。レスキューサポート九州は、九州で災害による被害が発生したとき、九州全域から防災ボランティア・リーダーを派遣するためにリーダーの育成研修などを続けてきたNPOです。また、「被災地NGO協働センター」から派遣されている「KOBE足湯隊」の学生メンバーからの報告もお知らせします。

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■7/28・29 報告レポート(レスキューサポート九州・木之下勝矢代表)

毎日、34度から36度の暑い日が続き、被災者の方々の疲れはピークに達しています。ボランティアの方々も暑さに閉口しています。

7月28・29日の週末は、宮崎県からボランティア18人が駆け付け、大分県竹田市で支援活動を展開しました。彼らは、2010年に発生した新燃岳(しんもえだけ)の災害をきっかけにできたネットワークで、皆、防災士の資格を持っています。彼らのほか、市内外から12人のボランティアも支援活動に参加しました。

ボランティアに対する要望は、直接生活に影響のある場所から、庭の泥かきや農業用水路の泥の排除などに移りつつあります。公共施設のほうは、臨時市議会で災害復興予算などが可決され急ピッチで進んでいますが、個人事業所や個人の生活の復興にはまだまだ程遠い感じがしています。

被災した方々は、「今まで災害は無縁なことだと思っていたが、この災害を糧に、従来の防災の考え方や取り組みを改めて考え直さなければ」と話していました。

今後のボランティア活動は、福岡県八女市や柳川市のサポートを地元団体と協力して実施する予定です。また、これからは、泥かきや家財道具などの廃棄、清掃活動から生活支援などをどのようにしていくのか、どのような支援要望があるのかなどに関する聞き取り調査を行う予定です。そして、それらの調査をもとに行政や市民社会に対する提言や糧となる継続的な活動も求められています。