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活動報告

アジアに展開する

2013/11/17

【フィリピン中部台風支援】誰にも頼ることができないタクロバンの被災者たち

resizeunnamed (1).jpg台風30号により甚大な被害を受けたフィリピンに対し、Civic Forceは、発災直後から支援活動を開始した現地のパートナーNGO「CDRC(Citizens' Disaster Response Center)」から被災地の情報を収集し、寄付指定口座を開設。13日には、静岡県袋井市の倉庫に備蓄しているエマージェンシーテント(緊急避難用テント、最大10人収容可能)960張をセブ島に輸送したほか、15日に日本からスタッフ2人を派遣しました。そして、被災地でよりスムーズに物資を配布するため、マニラなど被害の少なかった地域で米や乾燥魚、水質浄化剤、毛布などを調達し、1つのパッケージ(1世帯6人あたり1週間相当)にまとめる作業を続けています。

緊急支援物資は、まず特に被害の大きかったレイテ島を中心に約1900世帯に届ける予定ですが、膨大な量の物資の調達・パッキングにあたっては、ボランティアの手が不可欠です。そこで、フィリピン最大規模の支援団体であるCDRCは、災害が起きたとき、すぐに人が集まる仕組みを確立しています。
 
マニラで活動中のプログラムコーディネーター・中川によれば、「11月16日の参加ボランティア数は100人以上」。CDRCは、平時から地域の学校などで防災教育を実施しており、今回参加したボランティアは、各学校の生徒やこれまでCDRCのボランティアに参加した経験のある人たちです。物資の買い付けやパッケージの作業だけでなく、ペットボトルの水や古着、扇風機などの支援物資も提供しています。
 
発災直後からCDRCの支援活動に参画し、現在、ボランティアの受付、コーディネートを担当しているジョーエムさんのメッセージをお届けします。 
 

resizeボランティアリーダー3.jpg「被災者の苦しみ よく分かるから」

ジョーエム イランジェ ラ ラグナさん 22歳 マスバテ島(フィリピン中部)出身
 
「マニラにあるマッサージの専門学校を卒業したばかりで、就職活動の真っ最中に今回の台風が起こりました。CDRCのボランティアに参加したのは、就職活動の合間に何か役立つことができればと思ったからです。11月8日からボランティアをしていて、寝泊まりもCDRCの事務所。故郷にいる親にはお金にならないボランティアなどせずに、仕事をしてお金を稼ぎ家族を助けてほしいと言われています。でも、12人兄弟の大家族で育ち、食べ物や飲み水、着る服やお金がない苦しみが痛いほど良く分かります。今、最もつらい思いをしている被災者を少しでも助けたいという思いで続けています。レイテ島・タクロバンの被災者は、マニラに親類がいない人が多く、誰にも頼れない中で生きていかねばなりません。復興までには何年もかかると思いますが、今は、緊急時の支援活動を展開するCDRCの事務所で手伝い、復興期にはマッサージの専門性を生かして、被災地での支援活動に参加したいと思っています」
 
 
 
===被災地ではまだまだ物資が不足しています。皆様からのご支援をお願いいたします===
■銀行
三井住友銀行 青山支店 普通 7027403 公益社団法人Civic Force(コウエキシャダンホウジンシビックフォース)
 
■クレジットカード
 
■ゆうちょ
口座番号 00140-6-361805  口座名 公益社団法人Civic Force
※備考欄に「フィリピン中部台風被災者支援」と記載ください。 
 
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企業の皆さまのご協力により、以下のURLからもCivic Force「フィリピン台風支援」にご寄付いただけます。
■JustGiving Japan http://justgiving.jp/npo/924
11月13日(水)~30日(土)の18日間、全国のローソングループ店舗11,497店で「2013年フィリピン台風義援金」の受付中