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活動報告

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2014/03/12

【東日本大震災支援】カーフェリー「ドリームのうみ」が紙芝居に

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宮城県気仙沼市の有人離島「大島」の仮設住宅や中学校で、3月8、9、11日、カーフェリー「ドリームのうみ」を題材にした紙芝居『ドリームじっちゃんの復興支援物語』が上演されました。「ドリームのうみ」は、Civic Forceの仲介によって、広島県江田島市から無償貸与され、2011年4月から一年間、震災後孤立する大島を就航しました。Civic Forceは、皆様からのご寄付を通じて、広島からの航走にかかる経費や運行にかかる燃料費の一部などを負担しています。

今回の上演は、気仙沼大島で長期にわたりボランティア活動をしてきた広島県出身の細川光宜さんをはじめとする青年海外協力隊OB会の有志などが中心となって実現し、迫力ある名演技が披露されました。登場人物の広島弁は細川さんが指導し、気仙沼の方言は島内の民宿の女将さんに教わりながら練習に励んだそうです。

紙芝居は、広島県で地域の様々な物語を紙芝居化、絵本化する活動をしている「まち物語製作委員会」と、広島のボランティア団体「ボランデポひろしま」が共同で取り組む「東北まち物語紙芝居化100本プロジェクト」によってつくられました。このプロジェクトでは主に東北地方の民話などを題材に紙芝居を作成していますが、今回上演された内容は、気仙沼大島に詳しい細川さんの話を元に、広島修道大学の学生チームがシナリオ化しました。

8日に休暇村仮設住宅で実施された上映会(写真)では、15人が集まり、最初に皆で「ふるさと」を合唱したあと、紙芝居の上演、そして広島の被爆からの復興を題材にした紙芝居「ヒロシマ第九伝説 よろこびのうた」(まち物語製作委員会製作)も上演されました。最後に細川さんから「この物語に大島の皆さんのエピソードを付け加えたいので、皆さんのドリームのうみに対する思い出を語ってください」との言葉があり、皆さん思い思いの意見を述べました。

紙芝居は、11日、紙芝居用の木箱と一緒に大島中学校に贈呈されました。

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