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活動報告

緊急即応体制を創る

2014/06/16

【東南海地震想定訓練】「緊急時に連携するために」、支援ネットワークの構築向け訓練

Civic Forceは15日、愛知県岡崎市の愛知県青年の家でパートナー団体「NPO愛知ネット」(愛知県安城市)が主催した「愛知ネット創立15周記念事業フレンドシップ防災デー2014」に参加しました。All Round Helicopter(ARH、宮城県気仙沼市)、亀田総合病院(千葉県鴨川市)と連携し、医師を乗せたヘリを被災地に派遣するシミュレーションを実施。次の災害に向けた準備の一環として、迅速な支援、遠隔地の関係者との連携に向けた訓練の様子をお伝えします。

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100年から200年周期で発生している東南海地震。また駿河湾、静岡県の内陸部を震源域とするマグニチュード8クラスの巨大地震「東海地震」もいつ発生してもおかしくないと言われています。

防災・災害救援を目的に1999年に設立された愛知ネットは、豪雨災害や地震などでの災害救援活動、インターネットを通じた情報発信を積極的に取り組んでいます。2011年の東日本大震災ではCivic Forceと協働し、岩手県大船渡市、宮城県気仙沼市などに臨床心理士を派遣する心のケア事業を展開しました。今回の訓練は緊急時に企業・ボランティア・NPO/NGOなど民間が連携し、緊急支援体制の構築を図る目的で初めて開催。Civic Forceのほか8団体約100人が参加しました。

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          亀田総合病院を経由し医師を乗せたヘリ          給油訓練を行うスタッフ

訓練ではCivic Force、ARH、亀田総合病院が連携し、気仙沼から千葉県鴨川市の同病院を経由し、医師を乗せたヘリを被災地に急行させる訓練を展開。災害時には被災地での救援活動、移動が困難になることが想定されますが、3者が連携することにより、ヘリによる被害状況の情報収集活動、遠隔地から医師、必要な資機材、物資を被災地に輸送することが可能となります。またヘリの給油訓練も実施し、給油施設のない場所でも給油ができるよう取り組みました。

愛知ネットの天野あまのたけゆき理事長は「困ったときはお互い様。常日頃からの準備、訓練に加え、ネットワークづくりが大切です。平時から皆さんと連携し、災害時に最大限の力を発揮できるよう体制を構築していくため、今後も訓練を続けていきたい」と力強く語りました。

IMG_0107.JPG訓練に先立ち、東日本大震災など大規模災害において支援活動を展開した関係者によるパネルディスカッションが行われ、Civic Force代表理事の大西健丞が災害時におけるヘリの効果的運用を中心に、緊急救援物資輸送実績などこれまでの経験を報告しました。そのほか、亀田総合病院の小松秀樹副院長、愛知ネットの天野理事長などが登壇し、災害支援活動実績を報告するとともに、東海地方での大規模災害が発生した際の連携の在り方など、今後の取り組みについて意見を交わしました。

クロージングでは参加者から「他地域からの支援をいかに活用するかが大切だと感じた」、「民間連携のモデルが日本全国に広がることを期待する」など、訓練、連携の重要性について多くの声が寄せられました。

Civic Forceでは次の災害に備えて、各機関との協力体制を構築し、一人でも多くの被災者を支援できるよう準備を進めています。

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