2014/07/22
「震災を経験した人たちと交流することで悩みを共有できた」―。東日本大震災で被災した岩手・宮城・福島3県の学生を、奨学金とサポートプログラムで支援する「夢を応援プロジェクト」。7月20日、岩手県宮古市にて「夢を応援企画~交流会」を開催しました。
交流会には高校生3名、大学生2名が参加。初めて顔合わせる奨学生同士でしたが、同郷ということもありすぐに打ち解け、地元の話題や進路の悩み、将来の夢などについて語り合っていました。
交流会第1部では奨学生同士の親睦を深めることを目的に、ペアになった相手を紹介する「他己紹介」や、叶えたい100の事を書く「人生でやりたい100のリストづくり」のワークショップを実施。「好きなバンドのライブに行きたい」、「自分の子どもの運動会に行くことが夢」、「海外留学したい」などそれぞれの叶えたい夢を共有することで、お互いを“知る”きっかけとなりました。
第2部では、「夢を応援基金」の創設者である株式会社ローソンの担当者が、企業紹介、就職活動に対する心構えや企業が求める人材像について説明しました。奨学生からは「普段はなかなか聞くことができない企業の理念などについて知ることができ、とても勉強になった」「企業の考え方を知ることができ、就職活動に対する意欲が沸いた」などと感想が寄せられました。
そのほか休憩時間にはシュークリームやケーキなどローソンの「ウチカフェスイーツ」が振る舞われたほか、クオカード3000円分もプレゼントされました。
Civic Forceでは引き続きローソンと協力し、8月8日に宮城県石巻市、同9日に気仙沼市でも奨学生を対象とした交流会を開催いたします。たくさんの奨学生のご参加をお待ちしております。
以下、参加した奨学生の声を紹介します。
K・Nさん(大学1年生)
私は今、仙台の大学に通っています。夢は小学校の先生で、大学で夢を叶えるため勉強を頑張っています。今回の交流会では、震災を経験した人たちと悩みを共有でき、素の自分でいることができました。とても貴重な機会を頂き感謝しています。また私が大学に進学することができたのも、全国の皆さんの支えのおかげです。夢を叶えるため、寄付して頂いた方に感謝の気持ちを持ち、これからも頑張りたいです。将来は宮古に戻り、復興に貢献できるような大人になりたいです。
A・Mさん(高校3年生)
私の将来の夢は国際支援に携わることです。小学生の時に、留学生と英語だけで過ごすというキャンプに参加し、たくさんの留学生と触れ合う仲で、同じ年代の子供たちが世界情勢について討論する姿を見てとても刺激を受けました。国際支援と言っても様々な分野がありますが、震災の時に医療ボランティアの方々を間近で見てとても興味が沸きました。大学では看護学を学び、将来は国際支援の場で活躍したいと考えるようになりました。現在、夢を応援基金のおかげで学校や塾に通うことができています。皆さんの支援を無駄にすることなく、夢を叶えられるよう頑張りたいです。
夢を応援プロジェクトの詳細はこちら。
http://civic-force.org/emergency/higashinihon/choki/children/
===================================
奨学生たちが就学を終えるまで、一緒に支えてください。
■銀行
銀行名 三井住友銀行 青山支店 普通
口座番号 7086642
口座名
公益社団法人Civic Force(コウエキシャダンホウジンシビックフォース)
※「夢を応援プロジェクト」へのご寄付につきましては、同プロジェクトのうち、教育プログラムの実施に使用させていただきます。 奨学金には使用されませんので予めご了承ください。
■クレジットカードからのご寄付
https://bokinchan2.com/civicforce/donation/bokin/page2.php?pm_type=card