災害支援のプロフェッショナル Civic Force(シビックフォース)

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2011/07/05

「復興市」の開催

7月4日、気仙沼市松川地区にて、「復興市」が開催されました。自身が被災者であり在宅避難者の方で組織した地元ボランティア団体が主催し、夏物衣類などを格安で販売したり、支援物資の無料配布が行われました。また、この機に、同地区で活動するNPOなどで組織する唐桑ボランティア団の協力を得て、ニーズを聞き出すことが難しい在宅避難者などに対するアンケート調査が行われました。

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(無料配布物資の品分けするボランティアたち)

11時スタートの復興市には、朝8時の時点で行列ができていました。アンケートと引き換えに食料などの支援物資の無料配布を受けることができるためです。事前に整理券が配られましたが、たくさんの人が集まり開場を待ちました。その間にボランティアたちはアンケートを配布し、避難所で暮らしている方々、仮設住宅で暮らしている方々、在宅避難者の方々のそれぞれに、どのような支援が必要なのかを具体的に書き出してもらいました。

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(開場前にアンケートを配るボランティア)

無料配布のテントでは、お米やレトルト食品、タオルケット、蚊取り線香などの支援物資を数量限定で配布しました。唐桑ボランティア団の一員であるCivic Forceもお米を入れるビニール袋やレトルト食品、スイートコーン缶などの物資を提供。テントの前は、たくさんの被災者の方々が集まりましたが、中でも在宅避難者の方々の列が際立っていました。

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(「在宅避難者」の方々の列に行列ができた。)

復興市にはたくさんの来場者があり、用意した整理券を受け取れなかった人も続出するほど盛況でした。今回のアンケートで集まった被災者の方々のニーズに対する声については、主催団体のほか、唐桑ボランティア団としても後日分析し、支援の過不足についての現状把握を行います。また、参加団体の中でどのように分担し、具体的な支援が提供できるかを検討する予定です。