2013/03/10
1月16日から続いた豪雨の影響で洪水が発生したインドネシアの首都ジャカルタの被害に対し、Civic Forceは、アジアパシフィック アライアンスのメンバーとして、発災直後から現地で緊急支援を開始したインドネシアのNGO、PLANAS-Indonesia National Platform(インドネシア災害マネジメント協会、以下PLANAS)への後方支援を実施しました。具体的には、1月24日から2月23日まで募金活動を行い、集まったご寄付を被災者支援に役立てました。
PLANASからのレポートによれば、PLANASは洪水発生直後の1月17日から活動を開始。PLANAS のメンバーであるCaritas Indonesiaと地元団体LDD(Lembaga Daya Dharma)が、18カ所のコミュニティ・921家族(約5000人)に、避難用ボートや発電機、ビニールシート、食糧などを配布しました。またコミュニティごとに共有キッチンを提供し、支援物資として配布された食料の調理のために活用されました。
アジアパシフィック アライアンスの創設メンバーであるPLANASは、インドネシア国内で災害が起きた際、企業やNGOが連携して支援活動を行うネットワーク組織です。PLANASに加盟する各企業・団体はそれぞれ以下のような支援活動を実施しましたので合わせてご報告します。
■家電メーカー
- Electrolux Indonesia: 家電製品の無料修理サービス
- Samsung: 生活必需品家電の配布
- Panasonic Indonesia: 教育、診療所等への資金援助
■自動車会社
- ホンダ:レッカー移動の無料サービス
- スズキ:食糧、生活必需品の配布
- 三菱:食糧、衣類の配布
■通信会社:
- インドネシアの地元通信会社:緊急時のメッセージ送信の無料化、避難者への毛布、薬、食糧、生活必需品の配布
■医療機関
- 薬の配布、医療機関の復旧に向けての資金援助
■その他の機関
- 地元飲料水会社:ミネラルウォーターの配布
- Nestle:クリニックの運営、食糧提供
- Unilever:洪水被災コミュニティへの資金提供、ボランティア派遣
被災地の被害状況や支援の様子については、アジアパシフィック アライアンスのホームページでも紹介しています。
皆様からのあたたかいご支援に改めてお礼申し上げます。Civic Forceでは引き続き、アジアパシフィックアライアンスのメンバーとして、各国の関係機関と連携し、一人でも多くの被災者を救う緊急支援活動に努めていきます。