Civic Forceは9月1日、宮城県の南三陸町とNPO法人オールラウンドヘリコプター(ARH)と3者で、「災害支援等に関する協定」を締結しました。
協定締結は、三者の連携・協力のもと、積極的にARHのヘリコプターを活用することで、地域医療、災害対応、防災、地域社会の発展等に寄与することが目的で、緊急患者の搬送や災害時の支援物資の輸送、防災活動など多目的な活用を想定しています。
6月4日に宮城県気仙沼市と締結した「回転翼航空機の利活用に関する協定」に続き、南三陸町とも協定を結んだことで、災害時に関わらず、平時からより多くの人々にヘリコプターを活用してもらうことが可能になりました。
協定を踏まえ、南三陸町の佐藤仁町長は、「Civic Forceには震災直後から物資の提供などとても世話になった。病院が津波で壊滅し、復興には長い時間がかかるが、長年の課題だった緊急医療の充実に向けて、これを機に改めて仙台市や石巻市の医療機関の連携に尽力する」と話していました。
また、ARHの高橋代表は「ヘリコプター屋として、地域社会に貢献できる形を探ってきた。今回、関係機関の協力を得て、気仙沼に続き南三陸町とも協定を結び、いつ何時おこるかわからない災害への備えとして、また、医療過疎の問題解決の一翼を担えるよう全力を尽くす」とコメント。Civic Forceの根木佳織事務局長は、「出動実績を積み上げ、少しでも長く支援活動を続ける体制を整えたい」と述べました。
(写真左から)
Civic Force 根木佳織 事務局長
宮城県南三陸町 佐藤 仁 町長
ARH 髙橋雅之 代表理事