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活動報告

緊急即応体制を創る

2013/09/01

静岡県袋井市の避難所宿泊訓練に参加

DSC01570.JPG静岡県袋井市の避難所宿泊訓練に参加

9月1日は防災の日。1923年9月1日に発生した関東大震災にちなみ、また台風の襲来が多いこの時期に、「災害への備えを怠らないように」との戒めを込めて制定されたこの日、Civic Forceは、静岡県袋井市で実施された袋井市主催の総合防災訓練「避難所宿泊訓練」に参加協力しました。

Civic Force と袋井市は、東海地震などの大規模災害発生時に備えて、2008 年に連携協定を結んで以来、大規模な災害が発生した場合を想定し、平常時から共同訓練を実施したり、供給物資の備蓄や派遣人員計画の準備、東日本大震災における避難所での被災者支援など多方面で協力してきました。
 
8月31日~9月1日、袋井市指定避難所の一つである今井公民館に、袋井市役所の職員や地元自主連合防災隊のメンバー、市民ら約60人が参加。従来の東海地震の規模を超える駿河トラフから南海トラフにかけての区域を震源とする巨大地震発生の可能性が示唆されるなか、先の東日本大震災でも課題となった長期間の避難所生活に備え「避難所宿泊訓練」を実施しました。具体的には、慣れない環境での避難者の負担を少しでも減らす避難所運営をシミュレーションするため、避難所の設営訓練のほか、災害用の備蓄食糧の炊き出し訓練、避難所運営ゲームなども行われました。
 
このなかでCivic Force は、仮設シャワーブース1基と、更衣室として利用するエマージェンシーテント(緊急避難用テント)を設営・展示し(写真)、参加者に設置の仕方や利用方法などについて説明しました。仮設シャワーブースは、東日本大震災支援事業の一環で、被災した南三陸町に一時設置したもので、避難訓練に参加した地域住民からは、「テントには最大何人くらい入れるのか」「避難所に入れない人のプライバシーを守るのに使えるのではないか」など様々な質問・意見が寄せられました。