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活動報告

被災地を支援する

手作り風呂設営・運営事業

2011/04/01

3月31日(木) なかなかきれいにお湯を沸かせない。。。

30日に手際よく2槽の浴槽をもつ風呂を作り上げましたが、31日は引き続き地元の大工さんの協力を得て、設営の仕上げと、実際にお湯を沸かす試運転に挑戦しました。

南 三陸町のベイサイド・アリーナにあったボイラーに、私たちが確保したドラム缶を組み合わせてお湯を沸かします。今回使っているボイラーは、バイオマスボイ ラーというタイプで、石油燃料のかわりに木質ペレットや木材チップを燃焼し、その熱を効率よく給湯に利用するしくみです。ボイラーは町内にあったものです が、長い間使っていなかったものらしく、何度沸かしてもにごり湯になってしまいます。
午後もずっと大工さんや地元の皆さんと一緒に、湯沸しの方法についていろいろ試し、違う方法を検討しました。同時に燃料になる廃材や薪を集め、運んでくださるボランティアを避難所などで募集しました。

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また避難所には未だに電気が通っていないため、電気を使うときは発電機を利用します。31日は、この仮設風呂の脱衣場に明かりがともるように、電灯を取り付ける作業も行いました。将来的には浴槽内にも防水性の電灯を入れたいと考えています。

 

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避難所では地元の看護師が声をかけて、衛生管理をよくするための動きがありました。これまでは避難所の体育館に土足で入っていましたが、床を掃除してシートをひいて、消毒液を設置して、衛生環境を大きく改善しました。
しかし、まだまだ必要な食事が提供されていません。歌津中学校では、現在、朝と夕に簡単な食事が提供されているだけです。