2018/08/11
「被災後、野菜不足で便秘がちだったけど、すっきりした!」
「施術後すぐ排泄につながった!」
「腸が伸びたようなかんじ!」
西日本豪雨の被害から1カ月以上が経過しましたが、今も3600人以上の方が避難所に身を寄せています。酷暑の中、避難生活の疲れや体調不良を訴える方も多くいます。
そんな避難者の方に向けて、緊急合同支援チーム(CF/A-PADジャパン/PWJ)は、8月4日から岡山県倉敷市真備町の薗小学校などで、”腸もみ”のサービスを開始しました。
「腸は健康の要。避難生活のストレスや栄養の偏りなどで免疫が下がり体調不良を感じている人に、腸もみで少しでも元気になってもらいたい。自律神経を正常に導きやすく血流もアップすると思います」。こう話すのは、チームメンバーで腸もみセラピストの中尾美樹(PWJ)です。
腸もみは、主に日中の時間帯、子どもからお年寄りまで年齢を問わず、1日3〜6人程度の方に施術を行っています。
避難所で生活する70代の女性は「便秘でお腹がはっていた。腸もみをやり始めたときは少し痛かったけれど、最後にはお腹がやわらくなって気持ちよくなった」と喜んでいました。また、「家のトイレが壊れ近くの公民館のトイレを利用しているため、できるだけ水を飲まないようにしている」という自宅避難者の方は「腸が伸びたようでスッキリした」と笑顔を見せてくれました。
「腸もみをする時間は、避難者の方の希望に合わせ1人20分〜50分程。避難後、睡眠の質が悪くなったと感じている人が多く、腸もみしながらスーッと寝入ってしまう場面もありました。みなさん本当に疲れているのだと思います。便秘を訴える方も多くいました」。
こう話す中尾は、普段はスクールソーシャルワーカーとして小中学校で活動しており、腸もみを通じて、避難生活を送る子どもたちともたくさんの会話を重ねています。
避難生活が長引く中、見過ごされがちな子どもたちへのサポートも必要です。チームでは、避難所の関係者や支援団体などと連携しながら、子どもたちの居場所づくりのサポートやイベントの企画・実施なども行っています。
8月5日、広島県で実施した「夏祭り」の様子はこちらから→https://peace-winds.org/news/pwj/14045