災害支援のプロフェッショナル Civic Force（シビックフォース）

被災地を支援する

2018/08/07

【西日本豪雨】被災地に「ブックバス」がやってきた！

発災から今日で１か月

今日で西日本豪雨の発生から１カ月が経ちました。猛暑が続くなか、避難生活を続ける人々の多くは疲れ切った表情をしています。全国から災害ボランティアが駆けつけていますが、広範囲の土砂被害を前に、その数は足りていません。工事の手も追いつかず、復旧の取り組みは遅々としてなかなか進んでいません。

他方、どんな状況でも子どもたちは元気いっぱいです。緊急合同支援チーム（CF/A-PADジャパン/PWJ）は、子どもたちが少しでも楽しく夏休みを過ごせるように、そして親御さんたちの助けになりたいと、岡山県倉敷市真備町や広島県でイベントの開催や炊き出し、子どもの居場所づくりなどさまざまな取り組みを進めています。

呉市の児童会にブックバスが登場！

今日は、広島県呉市の安浦さつき児童会に、移動式本屋「BOOK BUS 」がやってきました。BOOK BUS は古本の販売・買取などを手がけるバリューブックスが、全国各地に本を届けるプロジェクト。通常はイベント会場などで本の販売を行っていますが、今回は特別に子どもたちのために寄贈用の本を積んで、長野県から呉市まで足を運んでくれました。児童会には主に小学生が通っていますが、おしゃれに改装された青いブックバスが到着すると、子どもたちは順番に並んでバスのなかに入り、思い思いにほしい本を選んでいました。たくさんの本を手に取ってページをめくる子どもたちの表情は、キラキラ輝いていました。

夏休み期間中、今年は災害の影響でプールが解放されておらず、児童会には例年より多くの子どもたちが集まっています。ブックバスは明日、甚大な被害を受けた倉敷市真備町の子どもたちにも本を届ける予定です。