2018/07/11
「風呂に入れないからせめて体を拭いて着替えたかった」「断水しているから水は本当に貴重!」
合同緊急支援チーム(CF/A-PADジャパン/PWJ)は、本日主に広島県三原市の4避難所(生涯学習センター、船木ふれあいセンター、金売コミュニティセンター、ドリームせせらぎ)へ水やTシャツ、靴下、下着などの物資を届けました。受け取った方々からは喜びの声が聞こえてきました。
水(2ℓ×6本)34ケースやTシャツなどを配布した介護老人保健施設「ドリームせせらぎ」は、豪雨で1階が床上浸水しましたが、被災した近隣地域の人々が着の身着のまま施設に逃げ込み、現在、自主避難所として運営されています。2階では、介護を必要とする人が滞在していますが、未だガスと水道が不安定なままで、避難者も要介護者の方もお風呂に入れていません。施設では機能が回復するまでデイケアサービスを中止しています。
物資を届けたCivic Forceの根木事務局長曰く、「施設を運営するスタッフのみなさんも自宅が被災するなど大変な状況ですが、介護施設と避難所と両方の機能を保つべく必死で働いていました。浸水した1階部分はこの炎天下で水はひきましたが、今は埃っぽく衛生面が心配です。私たちが物資を届けると本当に喜んでくれて、車で去るときもたびたび大きく手を振って見送ってくれました」。
またチームは本日、支援がなかなか入っていなかった広島県三原市の避難所で、佐賀新聞やローソンから寄せられた下着や靴下などの物資を配布しました。
このほか岡山県倉敷市では、医療チームの医師が、薗小学校で患者の診療を行っています。机と椅子が並べられた1年1組の教室には、長い列ができ、体の不調を感じている人が多いことを物語っています。診療にあたった医師によれば「暑さや環境の変化で体調をくずしたり下痢などを訴える人が多い。避難から今日までずっと精神が張り詰めていて、話をしながら涙を流す人もいる」と言います。避難所からは、できるだけ長く診療にあたってほしいと提案されており、チームでは他県やNPOなどからの派遣医師や看護師などと協力しながら活動を進めています。
刻一刻と状況が変わる被災地では、必要なものを必要なタイミングで届けることが重要です。また、物資や医療面の支援だけでなく、今後は家屋や田畑の片付けを手伝うボランティアの派遣や地域の商店の再開をサポートする支援が必要です。Civic Forceは、引き続き企業やパートナー団体などと連携しながら、中長期的な視点で支援活動を続けていきます。
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