日中気温35度以上ー。
猛暑のなか、今日も被災地では行方がわからない方々の捜索活動が続けられています。また、発災から5日目を迎え、各地の避難所では、避難している人々の間に疲労が見え始めています。必要な物資を迅速に届けるとともに、熱中症・感染症への対策が急がれています。
7日未明に小田川が決壊し地区全体の4分の1が浸水した岡山県倉敷市真備町では、炎天下の中、水が引き始め多くの避難者が自宅の片付けなどを始めながら、避難所と自宅とを行き来しています。また、広島県三原市では、水道施設の被害の影響で断水が続いていましたが、今日から自衛隊による給水支援が開始されました。
緊急支援チーム(CF/A-PADジャパン/PWJ)は、本日も3班に分かれて両市で緊急支援物資の配布と医療支援の活動を続けています。本日は、真備町の3つの避難所(岡田小学校、薗小学校、二万小学校)と三原市の3つの避難所(せせらぎ介護施設、船木ふれあいセンター、生涯学習センター)に、ローソンやグンゼ(SEMA加盟)から提供された物資(非常用トイレ、除湿乾燥機、扇風機、衣料、下着、靴下、トイレットペーパー、ウェットティッシュ、生理用品、歯ブラシなど)や、食器、マスク、米、飲料水、タオル、トイレットペーパーなどを届けました。
また、真備町では医療チームの稲葉医師が倉敷保健所の会議に参加しました。岡山県では、避難所での健康相談にあたる保健師を11日から倉敷市に派遣する予定です。このほか、広島県呉市の消防から救助犬の出動要請が出ており、行方不明者の捜索活動の可能性を確認しています。