2011/10/05
Civic Forceは、2011年9月18日(日)、東京・文京区の旧元町小学校において、順天堂大学(理事長:小川秀興)主催の体験型防災訓練に参加しました。
Civic Forceでは、2009年2月の設立以来、緊急時に備えた災害支援プラットフォーム構築のため、企業、医療機関、政府、NPOとの協力体制づくりや防災訓練などを行ってきました。その中で、順天堂大学と協働して、災害時の被災者支援に取り組むこと、また平時から地域社会の災害への対応力向上に貢献することを目指し、2010年より毎年、地域防災訓練を実施しています。
昨年に引き続き、会場となった文京区の旧元町小学校は、関東大震災の復興小学校(1927年)と震災復興公園(1930年)が合体して建設されたもので、当時52カ所作られた復興小学校のうち、唯一原形を保つ貴重な建物です。順天堂大学は2010年度より、東京都文京区と連携し、この小学校校舎を活用した病後児保育や事業所内保育を手掛けています。
当日は、仮設トイレの組み立て、心肺蘇生の手順や非常用担架の作り方講習、来場された方々に起震車や煙ハウスなどを使って災害を模擬体験していただけるコーナー、東日本大震災の被災地でも活用された避難用シェルター(エマージェンシーテント(写真))の展示、アルファ米・乾パン・肉の缶詰といった非常食の炊き出しの試食が行われました。
さらに、順天堂大学附属病院の医療スタッフ向けに、警視庁機動レスキュー隊による屋上からの救出訓練指導(写真)、AED(自動対外除細動器)の使い方指導、負傷者の救護(トリアージ)訓練なども行われ、来場された方々と共に、災害発生時の緊急対応を具体的に疑似体験する機会となりました。
Civic Forceは、東日本大震災の被災地支援を継続しながら、順天堂大学をはじめ、外部の専門機関などとの連携をこれまで以上に強化し、平時における災害支援体制の構築を進めてまいります。
警視庁機動レスキュー隊による屋上からの救出訓練指導
応急救護所として活用されたエマージェンシーテント