2013/11/22
台風30号により甚大な被害を受けたフィリピンに対し、Civic Forceはいち早く支援活動を開始したフィリピンのパートナーNGO「CDRC(Citizens’Disaster Response Center)」と協力し、発災直後から支援活動を続け、現在、1900世帯に米や乾燥魚、水質浄化剤、毛布などが入った支援物資のパッケージ(1世帯6人あたり1週間相当)を配布するための準備を進めています。
22日、経由地のセブ島から支援物資を積んだトラックとともにスタッフがレイテ島オルモック港に移動中。23日には、甚大な被害を受けた被災地の一つ、レイテ島北部のアラン・アラン市にて物資を配布する予定です。
Civic Forceの活動に協力するスタッフの1人、ジェポイ氏。自身もタクロバンで被災したにも関わらず、過酷な環境の中で発災後から現在まで支援物資の配布など現地で活動を続けています。以下、ジェポイ氏のメッセージを紹介します。
「現地では食べるものが全くない。家族をセブ島に避難させたが、私は被災地で支援活動を続けている。タクロバンでは11月8日に台風が直撃した後から6日間は食べ物がなく、1日1食ありつけるかどうかの生活を続けていた。今回の台風ではこれまでに経験のないほど大きな被害を受けており、私たちも支援活動が困難になっている。被災地への移動方法が船しかなく、船の調達に遅れも出ており支援の大きな足かせとなっている」
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「日本から支援に来てくれてありがとう」――フィリピンウーマンズ大学付属高校
また参加した生徒たちは「遠く日本からフィリピンのため支援に来てくれてありがとう」、「被災者を助けたい気持ちでいっぱい。遠く離れたマニラからできることは限られているが、私のできる限りの支援をしたい」、「活動に協力できてうれしい」、「同じ国民同士、助け合うことが必要。ボランティアとしてお手伝いできたことを誇りに思う」、「被災地のことが心配。日本のみなさんやCivic Forceの支援に感謝する」とメッセージを寄せています。
Civic Forceでは長期化が予想されるフィリピンの台風被害に対し、皆さまからのご寄付をお待ちしております。