災害支援のプロフェッショナル Civic Force(シビックフォース)

活動報告

被災地を支援する

緊急支援物資の大規模調達・配送事業

2011/04/23

4月22日(金)「大島」に支援物資が到着しました

4/20の活動報告で記載したとおり、気仙沼湾に浮かぶ東北最大級の有人離島「大島」は、人とモノの流通が滞り、支援の手が行き届いていません。

20110415142635.jpg

20110415135311.jpg

Civic Forceでは、複数回におよぶ現地でのニーズ調査に基づき、急ぎ必要な支援物資を供給できるように取り組んできました。その結果、大島への物資第一便が気仙沼港に到着し、特別に就航している小型の貨物船に積み替え、配送が始まりました。

4/22に到着した物資は、ニーズの高かったトイレットペーパーと、マスク、アルコール消毒液、石鹸、除菌ウエットティッシュ、歯ブラシなどの衛生管理のための消耗品です。また、電気は復旧しているものの、洗濯できる水は不足しているため、肌着や靴下等の下着をお届けしました。※大島への物資配送の動画はコチラから→http://www.youtube.com/user/civicforceorg#p/a/u/1/3Yz43wy8M2o 

 およそ3,000人の島民のうち500人ほどの方が、現在も2つの避難所で生活をしています。残りの島民の皆さんは、自宅で生活していますが、不自由な生活が続いています。

震災前は、海底に敷設されている水道管を通して、本土から大島に水が供給されていました。しかし、大震災の影響で海底管が破損し、水の供給はできなくなっています。その水道の復旧はおよそ1年先と見込まれる中、島内13の全地区で、かつて使用していた井戸を復旧させる構想はありますが、どのように吸い上げるか課題も残ります。

現在は、自衛隊による給水と自衛隊の輸送艦内に設置されたお風呂を順番に利用していますが、電気以外のライフラインが途絶えたままである上、本土との物流は、限られた貨物船に依存せざるをえなく、基本的な生活支援物資が慢性的に不足しています。

 

今後、引き続き食料等の必要物資を毎日お届けし、Civic Forceが仲介・費用負担して実現する大型カーフェリーの就航を機に、さらに安定した供給を目指しています。

高潮で冠水する気仙沼港の修復作業が完了ししだい、今月末をめどに就航する予定です。