災害支援のプロフェッショナル Civic Force(シビックフォース)

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活動報告

被災地を支援する

手作り風呂設営・運営事業

2011/04/24

4月23日(土)完成したシャワーユニットに「最高だ!」-お祖父さんの感想

4/21の活動報告で触れた、Civic Forceが進めていた南三陸町の歌津田の浦地区のシャワーユニット2台の設置が完了して、利用できるようになりました。シャワーだけですが、個室の状態で利用できるユニット2台は、近くの井戸から水を汲み、一度タンクにためて暖めてから使用するものです。

最初に利用されたのは、このシャワーユニットを設置した倉庫の向かいに住む80歳前後のお祖父さん。「最高だ!」と満面の笑顔で入浴後、出てこられました。続いて入浴されたのは、この倉庫を貸していただき、設営と運営にご協力いただいているトタン工場のご主人でした。近所のお母さんがたもこのシャワーユニットの完成を聞き付けて集まってきてくださいました。このユニットには一人一人入れるため、プライバシーが守られてうれしいと女性の皆さんから評価いただいています。

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夕方、車で国道45号線の気仙沼線高架下付近を走っていると、2週間前には地震の影響で一部が崩れていた道路にアスファルトが敷かれ、元のような道路に復旧していることに気づき、その早さに驚きました。被災地で活動をしていて、日々少しずつインフラが復旧していっていることを実感します。
(写真:国道45号線の気仙沼線高架下付近 2週間前と今)

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一方、南三陸町では依然として7,000人をこえる方が、避難所での不自由な暮らしを続けています。4/22には、南三陸町において仮設住宅の抽選会が行われました。建設中の町内志津川自然の家の81戸と、隣町の登米市津山町横山住宅の59戸が対象です。行政区長会会長さんたちで構成される「入居者選考委員会」の決定により、要介護高齢者や乳幼児、妊産婦がいる世帯を、3割を上限に優先的に入居させる2ヵ所合計41戸を除く分の抽選です。優先入居者を含み、志津川自然の家には269世帯、横山住宅には454世帯が申請をしていました。

学校や公共施設などのいわゆる「一次避難所」は、長期間滞在することを想定した設定ではありません。長引く避難所生活で心身ともに疲労がピークを迎えつつありつつも、仮設住宅は必要な戸数確保できていません。Civic Forceとしても対策を検討・調整を続けています。

(写真:南三陸町で建設中の仮設住宅)
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トラック定期便は、今日は、南三陸町のベイサイドアリーナに水180ケースと梱包用ラップ40本をお届けしました。梱包用のラップは、現在南三陸町の物流拠点となっているベイサイドアリーナの物資を整理し、物流を円滑にする必要があり、そのためのに必要となる荷崩れ防止に役立つストレッチフィルムの梱包ラップが必要とのニーズを受けてお届けしたものです。